こんにちは。
土日祝休みの方は、3連休ですね。
お仕事の方は、お疲れさまです。
関東は概ね天気がよいみたいで、気温も高いことから行楽日和です。
ただ、新型コロナウイルスの影響で、各地のイベントが中止になるケースが増えています。
経済への影響が心配されるところです、、、
さて、ファミマの早期退職についてのニュースが話題です。
取り上げてみたいと思います。
ファミマの「リストラマニュアル」
記事によると、「リストラマニュアル」が用意されており、
その内容に基づいて実施。しかし、想定外の事態もあったようです。
- 応募条件は勤続年数3年以上、現場社員は40歳以上、本部社員は45歳以上
- 募集人数は800名だったが、1,100名の応募があった
- 募集が殺到したため、2月10日~21日から前倒し、2月3日~7日と期間も短縮
- 「引き留めたい社員」、「社外転進を勧める社員」などに4分類し、それぞれ対応を事前に決めていた
- 最高で2,000万円の早期退職金の支払いがあるが、適用を否認した場合には支払われないなど、事実上の退職勧奨のようなことも
- 澤田社長の年頭挨拶が離職機運を加速させてしまった
他の記事で読みましたが、業務の代替が効かない社員の応募もあり、
実際に80名程度は引き留めを行っている。
要は、社員のモチベーションを下げてしまい、辞めてほしくない社員の応募
にもつながってしまったようです。
そのモチベーションを下げた要因が、澤田社長の年頭挨拶の内容と、
伊藤忠商事の支配らしいのです。
親会社の顔色を伺う、悪いパターン
記事によると、伊藤忠商事のコーヒー豆を買うためにファミマが
キャンペーンを打ったり、副社長や役員を含む、生え抜きのプロパー社員が冷遇されている事実があるようです。
これは大手企業の子会社ではよくあるパターンで、
「お金は出すけど、口も出すよ」という典型的な悪いパターンかもしれません。
小売業にとって一番大事な事は、お客さんの声を拾い、それを
サービスに活かすこと。しかし、現場に出ない親会社の社員が力を持つと、
お客さんの求めることよりも目先の売り上げにこだわりすぎ、
結果、お客さんのニーズとはかけ離れた施策が多くなり、売り上げに影響します。
恐らく、今回の大量応募につながった背景は、
そんな空気を感じ取った社員が動いた結果ではないでしょうか。
コンビニは時代に合わなくなってきている
長らくコンビニは成長産業でした。
本部はロイヤリティ収入が原資のため、
店舗を増やす事、加盟店へとにかく多く発注させることが
利益を増やすことにつながります。
しかしここへきて様々なひずみがおき、トラブルも起きています。
- 加盟店との24時間営業問題→人手不足
- お弁当などの食品大量廃棄問題→フードロス
- 廃棄や万引きなどのロス分を加盟店が負担→企業コンプライアンス
ざっと考えただけでも、コンビニの問題は
日本の問題と紐づいている。
SDGsではないけど、対加盟店、対環境、対日本の課題に
向き合い、何かを犠牲にして本部だけが儲けるのではなく、
「持続可能な運営」を本気で考えないといけない気がします。
全国にある店舗、ネットワークを強みです。
例えば、医療や介護、高齢の単身世帯、子育てなどに貢献できる地域ネットワークのハブとなれば、新たな役割として社会へ認知されるのではないでしょうか。
また、関連したビジネスへの拡大も見込めるかもしれません。
今こそコンビニは、近江商人の「三方良し」の精神を思い出してほしいところです。
まとめ
私が働く大手町の某ビルのファミマが、最近閉店しました。
閉店してしまうと、これがなかなか不便で(汗)
先日など、急遽ネクタイを買うのに数十分走り回ってしまいました。
急な買い物にはとても便利なコンビニ。
しかし、あるから使ってしまうわけで、無ければ無いで、
慣れれば、適応した行動をしようと思うのが人間のような気がします。
不便を不便と思わず、だからこその生活の工夫だったり、
使い捨てを改めたり、自分も「持続可能な生活」を
心がけてゆきたいと思います。
☆本日の一枚☆