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【葛西紀明から学ぶ】ここ一年で一番参考になった「折れない心のつくり方」※特に40歳以降におすすめです※

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おはようございます。

 

今回はここ一年読んだ本のなかで、

メンタルメソッド的に一番参考になった本をご紹介します。

今でも読み返すくらい、私のなかではバイブルに近い存在です。

 

【どのような人へおすすめなのか?】

 

  • 若手に突き上げられ日々悩む中間管理職の人
  • ネガティブな自分をなかなか変えられない人
  • 本番で力を発揮できない人
  • 最近疲れやすいと感じている人
  • 太らない体を作りたいと思っている人

 

当記事では、メンタル面で特に参考になった部分をお伝えいたします!

 

目次です⇊

 

葛西紀明も昔はイケてない嫌なやつだった

 

この本を読んで、なぜそこまで共感できるのかというと、

葛西選手も昔はイケていないとても嫌なやつだったという部分です。

 

長野オリンピックの時は、最後の最後で代表から漏れ、

妬みの心から、仲間が飛んでいるときは、心の中で「落ちろ!落ちろ!」と

叫んでいたそうです。

 

すっごい、嫌なやつです。でも、少なからず、誰でも経験があることではないでしょうか?

  • 同期が自分より先に出世してしまったとき。
  • 大事なプロジェクトから外されてしまったとき。
妬みの炎が燃え盛り、「あいつが悪い」、「会社が悪い」と他人や環境のせいにしてしまったことはないでしょうか。葛西選手自身そのような考え方に苦しみ、人との出会いがあり、この本に書いてあるメソッドに辿りついたそうです。

 

また、20代の頃は、周囲から「鉄仮面」と呼ばれるくらい、不愛想でふてぶてしい態度をとっていたそうです。もちろん誰とも話さず、大事なところでは結果が出ない。ソルトレークシティオリンピックでは惨敗でした。

ビジネスパーソンでも40歳を超えると、それなりの経験や実績が蓄積されるため、自分のやり方に固執してしまい、周囲の意見を寄せ付けないことに陥りがちです。

 

「鉄仮面」から「笑顔」で「プラス思考」の人間にならないと、困った中年社員へまっしぐら・・・そうならないよう、人はいつでも変われる!ということをこの本は教えてくれるのです!

 

変わるきっかけは年下の外国人コーチからの学び

 

そんな葛西選手が変われたきっかけが、年下のフィンランド人コーチとの出会い。

そこで学んだことが、以下のようなことだったそうです。

  • がむしゃらに頑張るのではなく、ストレスの緩和に重点を置く
  • いま持っている技術を効果的に発揮するメンタルコントロール
  • 息抜きや遊びを取り入れ、やらないことも大切にする

40歳を超えると、ストレスと真正面から向き合うやり方ではきつくなってきます。

葛西選手は上記の学びから、ストレスを最大限減らす「折れない心のつくり方」

見つけることができたそうです。

 

葛西選手がたどりついた「折れない心を作る3角形の法則」

 

葛西選手が本の中で提唱しているのが、以下の3角形の法則。

 

  1. 脳を疲れさせない
  2. 笑顔と言葉で「プラス思考」を生み出す
  3. ワクワク感を甦らせる

 

1はとても共感できた部分です。ストレスを減らすにはとにかく、

「脳を疲れさせない」、「脳を休める」ことに尽きると説いていて、具体的には以下の5つを心掛けているそうです。

 

  • 日頃から練習や仕事をしすぎない→徹底的に無駄を省き、トレーニング時間をできるだけ短縮した
  • 本番直前は特に練習や仕事をしすぎない→本番前はあえてチームメイトの応援に駆けつけるなど、「考えすぎないように」、「脳が疲れないように」工夫する
  • 「競技(仕事)のことを一切考えない時間」を作る→「趣味に没頭する」、「家族や友人と出かける」など、仕事のことを考える隙のない環境に身を置く
  • 日常の中にも「楽しみ」を取り入れる→トレーニングの中にビーチバレーやサッカーなどを取り入れ、「楽しめるメニュー」を入れ脳の疲れを緩和させる
  • 苦手な人とは付き合わない→できるだけ楽しめる人と一緒にいることで、脳だけでなく心も疲れさせないようにする

 

良い仕事をし結果を出すには、いかに心と体のバランスを取るか、

気持ちをコントロールするかが大事です。特に40歳を超えて、身に染みて

思うところですが、それぞれとても参考になる内容です。詳細は是非本を手にとっていただきお読みいただきたいです。

 

「笑顔」と「言葉」でプラス思考を生み出す

 

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「鉄仮面」と言われていたように、葛西選手も笑顔が苦手だったそうで、

最初は無理矢理笑顔をつくっていたそうですが、そうしているうちにファンや外国の選手から話しかけられることも増え、いろいろなことがプラスに働くようになったそうです。

言葉は、脳に直接影響する要素ですね。

特に「疲れた」、「どうせ」、「ダメだ」などのマイナスの言葉は脳を疲れさせてしまうので、プラスの言葉に言い換えて使うようにしているそうです。

 

新しいことを始めることで「ワクワク感」を呼び起こす

 

3の「ワクワク感を甦らせる」内容としては、「原風景を思いだす」ことと、「新しいことを始める」ことを推奨されているのですが、特に「新しいことを始める」ことにより、ワクワク感を取り戻すだけでなく、人の輪が広がるという部分は参考になりました。

 

私は、42歳からムエタイを習い始めました

汗をかくことによるストレス解消、新しいことを学び上達していくことによるワクワク感など、仕事と生活のプラスになっていると感じています。

最初は躊躇しましたが、仕事で行き詰っているときでもあり、とにかく始めよう!とえいや!で入会しました。

何かを新たに始めるときは、後先を考えずに始めてみる勢いも大事です。

 

これら以外で葛西選手が実際におこなっていることとして、

体幹トレーニング、ストレッチ、ランニング、呼吸法、サウナなどがあります。

それぞれ本の中でその効用とメソッドが詳しく書かれていますので、

興味のある方は是非ご一読を!

 

まとめ

 

40歳を超えて出場したソチオリンピックで個人銀メダル、団体銅メダルを獲得。

今や「レジェンド葛西」と言われ、40代後半に差し掛かった今でも現役で活躍されています。

 

この本が、あまたあるメンタルメソッド関連の本より心に残った理由は、

 

頑固で自尊心の強い葛西紀明選手でも変われたこと

 

ここに尽きると思います。だから共感できました。

人間は何歳からでも変われることを教えてくれます。

「大器晩成」という言葉があります。不器用でこだわりが強い人は、

せっかく能力があっても、「偏った考え方」のせいでなかなか結果が出ないことがあります。

 

がんばりすぎないこと。

周囲の人々と調和すること。

心と体のバランスを整えること。

 

40歳を過ぎてキャリアの行き詰まりや、出にくくなっている成果に悩まされている方の一助になる本だと思います。また、40歳未満の方で葛西選手をあまり知らない方でも、体の整え方やメンタルメソッドという意味では参考になります。

 

今日は日曜日。

「脳をしっかり休めて」、明日からまた「がんばりすぎずに」

仕事に臨みましょう!

 

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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