こんにちは。
昨日、私のオフィスでも初のテレワークが実施されました。
管理職、コンサルタント、事務サポート職、全12名。
3つのテーマについて100点満点で採点してみたいと思います。
そこから、大きな課題も見えてきました。
目次です⇊
テレワークのメリットデメリットの整理
最初に実際に行ってみて感じた、メリットデメリットを
整理してみます。
社員間コミュニケーション
評点:70点
これは意外にも、問題が少ないと感じました。
要因はITや情報アプリの活用により、不備が感じられなかったからです。
主なやりとり方法は、
・朝礼夕礼はfacetimeのグループ通話により実施。
・業務中の情報共有はLINEグループを活用。
・しっかりと伝えたい内容は電話で直接連絡。
今回は利用しませんでしたが、チャットアプリも活用すれば、
コミュニケーションについてはほとんど問題はないと感じました。
むしろ、思わぬ効用を感じたのは、日中顔を合わせないことで感じた、
夕礼での「お久しぶり感」。
facetimeのグループ通話により全員で顔を合わせるのは、朝礼と夕礼の二回。
皆が一日業務をがんばり、結果を持ち寄り報告する夕礼。
その時の「お久しぶり感」が、逆に心の距離を縮める効果があるように感じました。
デメリットは、濃い内容の打ち合わせやミーティングがしずらいこと。
やはり「ひざ詰めでじっくり」話したいこと、図や資料を見ながら説明したいことなどはまだやりにくさを感じます。
ただ、様々なテレビ会議システムもありますので、インフラが
整えば、解決に近づいていくこととも思います。
仕事の能率
評点:80点
とにかく、集中して仕事ができる。
一つ目は、受電対応がない。
昨日は会社の代表電話への着信は転送にし、任意の係りが受け、
内容を各担当へ振り分けることにしました。
昨日は私が係り。取引先もテレワークが多かったのか、受電自体が少なく、
仕事はとてもはかどりました。
そこで気づいたのが、そもそも一日の中で電話に費やす時間の多さ。
電話でないといけない内容はどれくらいあるのだろうか?
ほとんどはメールやチャットで済む内容ではないかと思う。
電話をする側の心理として、「電話の方が早い」と思い、あまり重要では
ないことでも「電話でさくっと伝えたい」というものがあると思う。
ただしこれ、相手の時間を奪っていることも考慮にいれなければいけない。
企業間のやりとりも含め、今後電話というのはますます減ってくるのではと思う。
二つ目は、重要性が低いことで声をかけられ仕事がストップしない。
これは感じるひとも多いのではないでしょうか。
部下の相談については、しっかり乗ってあげたいけど、
それ今でなくてよくないか・・・!という内容の声掛け、そこからの長話。
話を切るテクニックも必要ですが、、、
この、仕事の時間を奪う「あるある」がなくなることもメリットです。
運動量と健康への影響
評点:20点
実は、今回一番書きたいのはここです。
とにかく、一日を通して歩く量がめちゃくちゃ減る。
歩くのは自分のデスクと自宅のトイレ、キッチンを行き来するくらい。
会社へ行くときは、
・トイレやちょっとした買い物での歩き
・昼休みの外食や弁当買い出し時の歩き
・オフィス内の歩き(備品を取りに行く、FAXを取りに行くなど)
・他オフィス間との行き来の歩き
気づかない内に、結構歩いている。
特に通勤。
通勤=無駄という考えが一般的なような気がします。
確かに、満員電車の押し合いへし合いはほぼストレスだけで
何もよいことはありません。
ただし、本を読めるくらいの混み具合であれば、
自己研鑽や情報収集の時間にも充てられる。
そして毎日キープできる運動量。
テレワークが進めば進むほど、「通勤の功罪」についてもう一度考える機運が
高まるような気がします。
空いた時間をどう使うかがカギ
本来運動については0点にしたかったのですが、
通勤が無い分の時間を運動に充てられるメリットがあるので、
20点としました。
私は終業後明らかな運動不足を感じたので、家の周りを20分程度ランニング。
少し汗をかくことにより、晩御飯もおいしくなり、晩酌も楽しめましたが、
運動しなければ、テレワークは健康面で大きな問題を含んでいると感じます。
健康経営について
国が進める「健康経営」が話題です。
※日本の人事部から引用
株式会会社スヴェンソンは「予防⇒発見⇒治療⇒復職/両立支援」の健康促進サイクルを構築するため、昼休み前に体操を取り入れたり、階段の利用を推奨しています。
※ホワイト財団WEBサイトから引用
時間ができることによって、自分の健康のために何かを始めるか否かは、
長期的な仕事のパフォーマンスに関わる大きなポイントだと思います。
また、企業が社員の福利厚生として、「健康経営」に基づく運動ができる
機会を設けることは、採用、定着、離職に今後影響を及ぼすでしょう。
まとめ
新型コロナがきっかけとなり一気に進むテレワーク。
しかし、IT、通信機器の発達による、場所を選らばずに仕事ができる環境、
企業側のコスト削減メリット(オフィス賃料、通勤手当などの固定費の削減)を
考えると、遅かれ早かれ進むことは明白です。
家族と過ごせる時間が増えたり、子供を見ながら仕事ができるなど、
メリットも多いですが、空いた時間の過ごし方を一つ間違うと、
取り返しのつかない事態に、知らない内に進んでいる危険性もはらみます。
特にそれは運動、健康であると、第一回目については感じました。
今後も自らが体験することにより感じる、最適なテレワークの進め方を
考えてゆきたいと思います。
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