【とにかく明るい】キャリアコンサルタントの元気がでるブログ。

”転職、キャリアコンサルタント、人材業界に関する情報をお届け"

MENU

【残念な転職相談事例】転職希望と市場をマッチさせる5つの考え方

f:id:yuyuma6310:20200627124710j:plain

 

転職で何を重視するかは、

人それぞれである。

 

一ついえることは、

自分の希望と、市場のバランス

を俯瞰してみることは大事です。

 

ある相談事例から、そのことを書いてみます。

 

人材紹介の利用法についてはこちらの記事もオススメ⇊

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

 

この記事の目次です⇊

 

人材紹介で残念な瞬間

f:id:yuyuma6310:20200606213055j:plain

 

人材紹介の中で

残念だなぁと思う一つの瞬間は、

「話を聞いてくれないとき」である。

 

先日、

医療従事者(国家資格職)の女性から

このような相談を受けた。

 

「毎日17時半に上がれる仕事に就きたい」

 

そんなに早く上がりたいのは、

何か理由があるのか?

と尋ねたところ、ただ

「自分のワークライフバランスを重視したい」

との回答だった。

 

自分が働く業界の今を知る

f:id:yuyuma6310:20200305234225j:plain

 

コロナ渦の中病院での感染を恐れ、

重度な症状でなければ、

受診を避ける傾向が顕著だ。

 

調査によると、

都内の調剤薬局の5月の処方箋応需枚数は、

前年と比べ25%のマイナス

f:id:yuyuma6310:20200621094323j:plain

 

最前線の救急病院などは別だろうが、

街の医院や薬局は、まだまだ通常には戻っていない。

人余りの状況が続いている。

 

自分の市場価値を確かめる

f:id:yuyuma6310:20200524102501j:plain

 

先ほどの女性の希望だが、

今の状況では市場価値が低い

と言わざるをえない。

 

その方の希望する医療機関では、

夜の時間の人手が足りないのが常識。

女性が多い職種のため、

子育てで遅くまで働けない方が多いためである。

 

そこを埋める事に市場価値が生まれるし、

選択肢も増える。

時給なども交渉がしやすくなる。

 

条件緩和は求人のごり押しでは無い

f:id:yuyuma6310:20200328143106j:plain

 

このようなとき、エージェントは

「転職条件の緩和」を試みるのだが、

一切話を聞いてくれない人も多い。

 

妥協するくらいなら、焦って転職しない、

という方。

また、緩和した条件で求人をごり押しされ、

無理に転職させられるのではないか、

と思われているふしも感じる。

 

子育てや介護、持病を持っており

通院の必要がある、

などの事情は仕方ないことである。

 

しかし、特段の理由もなく、

時間などに制限を設け絶対に譲らない姿勢を見せるのは、

単なるわがままである。

 

f:id:yuyuma6310:20200325230219j:plain

 

 転職に対する考えは、本人の自由ではないか?

と思われるかもしれない。

 

確かにその通りだけれども、

採用する側の立場に立って

考えてみることも必要だ。

 

私が言いたいのは、

本人にとってもデメリットが生じることと、

エージェントを使う時点で

実は自分の希望に

無理があることはわかっているが、

聞く耳をもたないで、

壁を作ってしまっても何の

得もないということである。

 

転職希望条件を設定する際の考え方

f:id:yuyuma6310:20200325230420j:plain

 

働き方に制限をかけるという事は、

だれかがその穴を埋めているわけであり、

その人の存在価値は相対的に下がる。

 

エージェントは、市場をよく知っている。

毎日50~100件くらいは

企業に電話をしているので、

否が応でも、

市場の変化や企業の声を感じ取れるからである。

 

エージェントに対して、

ただ求人を紹介することだけを望む方もいます。

その辺はこの記事に書きました⇊

www.careerconsultant.me

 

もしかしたら、

エージェントの利用で

過去に嫌な思いをしているのかもしれない。

 

しかし、

エージェントの生の情報を活用しない手はない

是非、フラットな気持ちで、

情報を吸い上げてもらいたいと思うのです。

 

ここだけ読んでもOKなまとめ

f:id:yuyuma6310:20200516134025j:plain


残念な転職にならないように、

転職条件を設定する際に考えてほしいこと。

 

① 自分の市場価値を知る。売り手?買い手?希望は通りやすいのか、通りにくいのか。

② 希望を通してもらうということは、誰かが肩代わりすること。会社からみた存在価値は相対的に下がる。

③ 転職条件を狭めると、選択肢が減る。選択肢が減るということは、内容の良くない会社に入ってしまう可能性が上がる。

④ エージェントの情報を活用する。エージェントは日々大量の生の情報に触れている。

⑤ 「妥協するなら無職を選ぶ」は危険。例え国家資格職であっても、ブランクはキャリアにとってマイナス。

 

話を聞いてもらえなかったことは、

「ラポール形成」が不十分であったことも

一因かなぁと反省もする。

 

人材紹介エージェントは、

毎回顧客が変わる。

そこに面白みもあり、難しさもある。

 

何年やっても悩みが消えない仕事である。

 

 

転職に関する過去記事です⇊

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me