7月が昇給、昇格月の会社は多い。
私の会社もそう。
そして今、私の会社で
ちょっとした事件が起きている。
今回は、
・昇給、昇格に幻滅しやる気を失っている方
・会社の評価制度に不満をもっている方
・キャリアが見通せてしまい、未来に希望を持てない方
このような方々に参考になる内容です!
目次です⇊
- 社員が出社をボイコット
- 給与が上がることと、役職が上がることは同意では無い
- 昇格は組織のバランスを保つことを最優先している
- 会社とは一年ごとに「契約」していると考える
- ここだけ読んでもエッセンスがわかるまとめ
社員が出社をボイコット
ちょっとした事件とは、
評価を不服としたある社員が、
出社をボイコットしていること。
立場は一般社員。
どうやら、主任への昇格を
期待していたようだが叶わず、
怒り爆発。
その社員の言い分は、
以下のような内容。
・他の同職種の社員と比較して、業務量が多い。
・ミスも少なく、こなすスピードも他の人より速い。
・退職した社員の仕事も請け負うなど、会社の要望に応えてきた。
・過去に主任へ昇格した社員と在籍年数で並んだので、
そろそろ昇格してもよい頃だ。
実はこの社員、
給与は上がっているのだけど、
昇格が無かったことが
どうしても許せないらしい。
気持ちはわからなくもないが、
会社にはちゃんと来ようよ。。。
給与が上がることと、役職が上がることは同意では無い
まず勘違いしていることは、
給与が上がることと、
役職が上がることは意味が違うということ。
給与は、前年のそれぞれの
パフォーマンスや目標の達成率
などに応じて評価がくだされ、変動する。
目標管理シートなどを
活用している会社が多いと思うが、
こちらは客観性が強く、
割合納得がいく場合も多いと思う。
昇格は、全く別もの。
昇格をさせる場合は、
新たな役割が加わる。
営業でいえば、
自分の数字は達成しても、
部下の指導や、チームをまとめる
ことができなければ一生ヒラだ。
件の社員について結論を述べてしまうと、
単に指導的役割を果たせる能力が無いと判断され、
昇格しなかっただけのこと。
本人が勝手に思い込んでしまい、
その思いとのギャップで
苦しんでしまっている。
昇格は組織のバランスを保つことを最優先している
昇格についてもう一ついえることは、
組織のバランスが最優先されるということ。
完全実力主義でドラスティックな評価を
取り入れている会社は別としても、
古き良き日本の会社は、
在籍年数、同一役職者の
人数などを配慮し、
波風をたてるような人事は
基本的に避けたい。
だから、課長がどんなにがんばっても、
部長職がたくさんいれば、その部長職の中の
誰かが上にあがらないと、自分も上がれない。
誰かが上がれば、
誰かは不満を持つ。
だから、本音はなるべく
動かさないのが一番。
この辺は運、不運もあるけど、
組織なんて、そんなものである。
会社とは一年ごとに「契約」していると考える
なぜ、不服に思ってしまうのか?
それは、会社に期待しているからであり、
評価システムが納得できるものと
信じているからだ。
しかし、
それは裏切られることが
多い。
その理由は先に述べたところだが、
ではどう考えればよいのだろうか。
会社とは「一年契約」で働いている
と考えればよい。
野球選手と同じだ。
評価が納得いくもので
あれば契約を更改し、
不服であればチームを移る。
会社員でいえば転職や、
独立という道になる。
しかし、会社員という立場上、
一年ごとに会社を変えていては、
転職歴だけ増え、
キャリアが不利になってしまう。
転職回数についてはこちらの記事が詳しいです⇊
それは、その通り。
なので、おすすめしたいのは
会社をいつ飛び出してもいいように
準備をしておくこと。
ホリエモンの言っていることも参考になります⇊
会社の評価に不満を漏らし
寝込んでしまうくらいなら、
そのパワーを新しいスキルを身につける
原動力に変えよう。
ここだけ読んでもエッセンスがわかるまとめ
会社の評価についての考え方。
・給与が上がることと昇格は別もの。
・昇格は役割を果たせるかが判断基準。
・昇格は組織バランスが最優先される。
・組織を安定させるためなら、個人の評価の不公平は
普通に存在する。
・上記理由から会社の評価に期待してはいけない。
・会社とは「一年契約」の気持ちで働き、
いつ外に飛び出してもよいようにスキルを磨いておく。
そもそも「期待」しなければ、
起こらなくてもがっかりしない。
人生、
ストレスを抱えないコツは
案外こういうことなのかも
しれませんね。
自分を密かに磨くのに参考になる記事です⇊