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断酒に至る道のり。まずは節酒に成功。
酒の量を減らしたいと思い、
この本を読んでみた。
著者の町田康は58歳。
30年間毎日飲み続けた酒を完全に絶ち、
4年が経過するという。
そのいきさつが知りたくて、購入。
おもしろかった。
文章が独特で、読み進めるのに根気がいりますが。。。
断酒とまではいっていないけど、
週2日の休肝日が、3日に増えました。
お酒との付き合い方については、こちらの記事にも書いています⇊
30年間飲み続けたお酒を辞められた理由とは。
この本の要点です。
酒を飲んでしまう原因
自分を賢い、偉いと思うから現実について不満が生じる。
それを解消するために酒を飲んでしまう。
断酒できた理由
自分を「普通以下のアホ」と思う事で、
少々のことで腹を立てなくなる。
酒に頼らなくなる。
これ、とても腑に落ちる。
自分が思い描いていることと
現実のギャップから来る不満。
他人と比較して、
自分が評価されていないという不満。
これらを紛らわすために、
アルコールの力を借りて
一時の万能感に浸ってしまう。
毎日の飲酒癖は、
ほとんどがこのような
原因ではないだろうか。
そして、断酒(節酒)による効果をいくつか挙げている。
①学びにおいて多くの果実を得る事ができる
②ダイエット効果
③睡眠の質の向上
④経済的な利得
⑤脳髄のアクセスが回復
追加で、
新たな時間が生まれる事も加えたい。
飲酒をすることにより、どれだけの時間を
ぐだぐだと無駄にしてきたことか。
考えてみたら恐ろしいことです。
転職依存へも通じる考え。
さて、このブログの本題はここからです。
自分を「普通以下のアホ」と思う事で、
腹が立たなくなり、
酒を飲まなくなると書きましたが、
転職にも通じると思います。
私は転職支援を9年間行ってきましたが、
転職をしたいという人の理由のほぼ100%は、
不満から来ています。
(引っ越しや、会社の倒産など本人がコントロールできない事情は除きます。)
そしてそれは、
会社や上司、
待遇への不満の気持ちが強すぎて、
相手の立場に立って考えられていない、
転職市場を客観的に見られていない場合が多く、
転職を繰り返している人の
一つのパターンとなっています。
転職をしても、
根本的な問題は解決しないので
また転職してしまう。
転職依存の負のループです。
~まとめ~自分をアホと思う事で気持ちが楽になる。
いままさに、
会社への怒りや不満で転職を考えている
という人に一度考えてほしいこと。
・自分は「たいしたことはない」とあえて考えてみる。
・卑屈になるのではなく、素の自分でよいと考える。
・他人と比較しない。なぜなら、素のままのあなたに価値があるのだから。
・不満を持ったまま環境を変えても同じことが起こる。不満は自分の「考え方」が作りだしている。
・不満のパワーを外部との交流や、別のスキルの勉強に充てる。キャリアを複線化することで気持ちに余裕が出てくる。
怒り、妬み、不満に心を支配されたときは、
「不満の素」に目を向けてみましょう。
今回もお読みいただきまして
ありがとうございました。
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