現役人材紹介コンサルタントが、
人材紹介業の夜間と休日対応
の実際について超リアルに書きます。
このような記事って
たくさんありますよね。
この記事は以下の点で差別化しています。
1、人材紹介と派遣の両方を経験した現役コンサルタントが書いているのでリアリティが違う
2、実際のところを書くだけでなく、結果を出す方法まで書いている
この記事は以下のような方々に役立つ内容です。
1、人材業界に就職、転職しようと考えている方
2、人材業界で働いており、結果が出ていない方
3、人材業界に関係なく顧客対応で時間がとられてしまっている方
それではいきましょう!
目次です⇊
人材紹介の実際と対策【夜間と休日対応】
人材紹介とは、転職したい求職者を求人企業へ紹介し、
入社すると手数料が支払われる仕事ですね。
残業や休日対応が多いと思われがちですが、
実際のところは…?
【実際】人材紹介の夜間、休日対応
結論を先に書きますと、
夜間、休日対応は必ずあります。
求職者は日中働いている人が多いので、
連絡や面談は夜間や休日のほうが
都合がよい、というのがよくいわれる理由です。
しかし、実はこれ表向きの理由です。
真の理由は別にあります。
それは、
スピード対応をしないと
数字が上がらないからです。
どういうことか説明します。
【実際】人材紹介で数字をあげるために最も重要なこととは?
人材紹介で数字をあげるために
最も重要なことはなんでしょうか?
・業界知識
・コンサルタントの人柄
・押しの強さ
いずれも必要な要素です。
しかし最も重要なことは違います。
それは、競合他社を排除することです。
人材紹介は、
つまるところ確率論でなりたっている仕事です。
例えば、支援している求職者が自社の他に
2社登録していれば、成約確率は3分の1になりますね。
転職をしようと考えている人は、
いくつかの人材紹介会社へ同時に
登録するケースが多いです。
そういった場合、
競合他社のコンサルタントが連絡する前にコンタクトすることが何よりも大事なのです。
一番に連絡がとれれば、その後競合他社へ
コンタクトを取ることをブロックできるからです。
(ブロックするテクニックは別の機会に書きます。)
1、登録があった→
2、その場ですぐ電話をする→
3、出なければショートメールを送る
これは基本動作であり、
業務終了後であっても、休日であっても
数字をあげるためにはかかせないことなのです。
【対策】スピード対応とプライベートを両立させるには?
では、いかなるときもスピード対応しているのか?
といわれると、現実的には無理です。
電車の中では電話できないですし、
どうしても席をはずせない
プライベートの用事もあります。
これは競合他社も同じことです。
ポイントは、
夜間や休日に負担なく連絡をする
時間をいかにつくるかということです。
私が実際に行っている方法は以下の2点です。
1、すきま時間を使う
2、ながら時間を使う
1は、電車の乗り換え時間や、最寄り駅から
自宅までの徒歩時間を利用する方法です。
これは、終業後に
対応する場合が主です。
短時間なので深いヒアリングは難しいですが、
おおざっぱなヒアリングや、競合の排除、
次回連絡の約束くらいなら可能です。
2は、散歩しながら、車で移動しながらなどの
「ながら」時間に連絡する方法です。
主に休日に対応する方法です。
上記の方法は、
プライべートに仕事を入れながらも、
本来何もやっていない時間に組み込んでいるので精神的負担を
抑えつつ、素早くコンタクトを取ることができます。
【適性】人材紹介に向いている人、向いていない人
では、人材紹介業に
向いている人と
向いていない人との違いは
なんでしょうか。
・人に頼られると意気に感じる人
・競合をだしぬくことに快感を覚える人
・限られたリソース(時間)を効率的に使い結果を出そうと考える人
★人材紹介に向いていない人
・プライベートは絶対に仕事をしないと決めている人
・押しが弱く、主導権を握られてしまう人
・ばか正直にがんばりすぎる人
【実際】ワーカホリックな人はむしろ人材紹介に向いていない
私の経験上、
夜も休日もプライベートも関係なく
ばか正直に対応する人が必ずしも数字を
あげているかというと、そうでもありません。
そういう人はむしろ要領が悪いだけで、
やっていることに無駄が多かったりします。
また、いつか疲弊します。
数字があがっている人の共通点は、
主導権を握っていることです。
主導権を握れば、
2回目以降の連絡タイミングも決められ、
業務時間内に設定することも容易です。
まとめ
人材紹介で数字をあげるために
夜間や休日対応は必要ですが、プライベートを
犠牲にせずに対応することは可能です。
むしろ重要なのは、
・一番にコンタクトし競合他社を排除
・主導権を握り、2回目以降の連絡タイミングをコントロールする
人材紹介業にチャレンジしようと思っている方は、
ブラックといわれる評判にたちすくむのではなく、
業界知識を勉強し、人間力を磨くことに
時間を割くことをおすすめします。
ただし、会社がどういう方針かは確かめる必要があります。
自分の裁量でやろうと思っても、
夜間や休日対応をルールとして
強制されるようであれば、どうしようもありません。
最近ではそのような会社も減ってきたと思われますが、
注意が必要です。
このシリーズは引き続き書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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