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【短期間の転職を繰り返さない方法】現役転職エージェントが解説

 

こんちには、

キャリアコンサルタント

のキャリア応援隊長です。

 

転職したばかりなのにもう辞めたい…

 

一度くらい、このような気持ちを経験

したことがある方は多いのではないでしょうか。

 

転職に至る危険性が高いのは、

圧倒的に転職直後です。

そして、短期間で転職を繰り返して

しまう方には一定の思考パターンが

あるように思います。

 

今回は、

14年間の転職エージェント実務

の中で実際に受けた相談内容から、

転職を繰り返してしまう3つの思考パターン

を読み解き、短期間の転職を繰り返さない

ようにするにはどう自分を変えたらよいのか?

を考えてみます。

 

(匿名性を高めるため設定は多少変更しています。)

 

この記事は、以下のような方のお役に立ちます。

・転職したばかりだけど、もう辞めたいと悩んでいる

・転職を繰り返してしまう自分の思考パターンを変えたい

・既に何度も転職してしまっているので、次は長く勤めたい

・転職したいと相談されたときの、良い対応方法を知りたい

 

<この記事を書いている人>

◆医療系転職エージェント歴14年目、自らも転職を6回経験。

◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。

◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。

◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。

◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。

 

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【転職を繰り返す3つの思考パターン】

 

これから書く内容は、

実際に私が支援したある方

の事例を基にしています。

 

ご自身の考え方に照らし合わせて、

読んでみてください。

 

【思考パターン①】やりがいを感じる環境セッティングに気づいていない

 

その方がもともといた

会社はノルマが厳しく、

そこに嫌気が差したことが

転職の一因でした。

 

転職した会社はノルマは無く、

目標に追われる事も無くなったのですが、

反対にこれでは成長できないと感じるようになり、

周囲のスタッフの意識の低さに、苦言を呈する

ようにもなってしまいました。

 

これは、転職が自分の真の価値観に

気づくきっかけとなったケースです。

 

しかし、望ましくないのは、

ここから先でした。

 

あるとき私が相談を受けていると、

以下のような希望を伝えられました。

「ノルマはあるけども、強く達成を

求めこない会社に転職したい。」

 

転職をきっかけとして、ノルマや目標は

自分にとって必要とわかったけれでも、

追われるようなストレスは感じたくない…

中間を求めてしまっていますよね。

 

お気づきでしょうが、そんな中途半端な

理想を満たしてくれる会社はなかなか

ありません。

 

真の価値観に気づくプロセス自体は良いことです。

その結果「ありえない理想」を求めてしまうことが、

転職を繰り返すパターンとなってしまいます。

 

完璧な会社など無いという事に気づき、

自分自身の落としどころを探るのは

大切なことだと言える一例です。

 

【思考パターン②】人間関係に対する思考パターンに気づいていない

 

転職先の人間関係については早くから

不満を漏らしていました。

 

それは主に2点、

1点目はスタッフ感の陰口が多く居心地が悪い、

2点目は中途入社なのに、指導が不十分である

との愚痴でした。

 

これら2点については、どのような思考

パターンが隠れているのでしょうか?

 

1点目に対しては、職場の雰囲気に引きずられ、

良い部分に目が向かないでいると感じました。

 

確かに、陰口の多い職場は嫌なものです。

それだけでも転職に値することもありえます。

 

ただし、本人が言われているわけではなく

転職により働く条件が良くなった部分もあります。

その点に目を向ければ、「我関せず」で過ごすと

いう選択肢もあるかと思うところです。

 

2点目については、起こっている事象に対して

自ら行動を起こし、改善しようとする思考が

見られないことです。

 

会社が○○してくれない、、、

上司が○○してくれない、、、

 

このように不満を口にしながら、

理想の場所を追い求め転職を

繰り返してしまう人は本当に多いです。

 

万人が満足する環境というのはありえないですよね。

会社は多様な考えを持つ人の集まりですから。

 

今置かれている環境に対してどう振る舞うのか、

が自身を心地よい場に持っていくために必要な

考え方だと思いますが、いかがでしょうか。

 

【転機を繰り返す思考パターン③】自身の希望のみを訴えてしまう

 

職場に悩み始め上司や人事へ相談した場合、

話し合いが持たれることがありますね。

 

このとき、一番やってはいけない事は、

自身の不満や希望のみを訴えてしまう

ことだと思います。

 

会社と社員では、そもそも立場が違う

という理解は必須だと思っています。

 

社員は、自分自身の生活を豊かにし、

仕事を充実させたい。

 

会社(経営層)は、会社全体の業績を

伸長させるのが第一前提で、

その上で社員全体の概ねの

満足を図りたいわけです。

 

そもそもの立場で、相容れない部分があります。

 

まずは相手の立場に理解を示すことにより、

相手も自分の立場を理解してくれる状況が

初めて築かれると思います。

(交渉事の基本でしょうか…)

 

会社側も面談に臨むにあたり、

辞めないでほしい、その社員の不満を解決したい、

と前向きに考えているケースが多いと思いますが、

自身の希望ばかりを訴えてしまう態度により、

会社側の態度の硬化を招くのはデメリです。

 

この人は辞めてもらって結構…!!

こうなってしまってはやぶへびですよね。

 

面談に臨む姿勢によっては、

自身の立場を危うくしてしまう

事にも注意を払うべきです。

 

 

 

【人事側の対応の悪い例】

 

今回の事例を通して人事側の対応

もウォッチする事が出来たのですが、

決定的に誤った対応があったので共有します。

 

それは、直接話す前に、メールで

会社の姿勢を伝えてしまった事です。

 

今回の事例で社員の方は、部署異動を希望

する旨を人事担当者へメールしていました。

 

それに対する人事担当者の対応は、

直接話しを聞く前にメールで回答を

伝えてしまったのです。

「今の段階で部署異動は無い」と。

 

「話を聴く」という行為を行う前に、

一方的に人事の考えを通告しています。

この対応が問題でした。

 

部署異動ができない事は人事的な

事情もあるので、やむを得ない側面もります。

 

問題は、話を聞かないまま結論を伝えてしまったため、

相談者にこれ以上何を言っても無駄だな、と思わせて

しまった事なのです。

 

人材業に長く携わっています。

不満やクレームを受ける事はある意味日常茶飯事。

 

その時に私が必ず心がけている事は、

まず、直接話を聞くことです。

メールで多くを語らないこと。

これは本当に気を付けています。

 

その時も説得しようと思わず、とにかく

聴手にまわる心がけが解決のポイントであると、

経験から学びました。

 

話せばわかる、とよく言いますが、

その通りで、大方の問題は話してみる

事で解決する場合が多いと思います。

 

【短期間で転職を繰り返す人にならないための4つの心得】

 

それでは最後に、転職を繰り返してしまう

思考パターンを乗り越え、長く安定して

勤めるにはどのような思考を持てばよいか

を考えてみます。

 

① 入社直後のギャップは誰にでも訪れる事を理解する

 

新卒入社のリアリティショック同様に、

転職直後にはギャップも感じるものです。

 

嫌で辞めた前の会社でさえも、

懐かしく感じる事がありますよね。

それだけ転職直後は周りに友人もいなく、

孤独な精神状態になりがちです。

 

そんな精神状態のときに出す結論は冷静で

自分にとって適切なものとはいえないでしょう。

 

まずは3ヶ月、その次は半年、1年、、、

と期間を区切って様子を

見る事をお勧めします。

 

多くの場合は新たな環境に慣れ、

落ち着いてその先のキャリアを考え

られるようになると思います。

 

② 決断に責任を持つ

 

この転職は失敗だ、、、と思うことは

誰にでもありえますよね。

 

しかし、それを決断したのは

あなた自身であることも事実です。

自分の決断に責任を持つということは、

他責にしないということと同義です。

 

他責にする人は、行く会社行く会社で不満を漏らし、

環境のせいにして転職を繰り返します。

転職エージェントの実務をしていると、

この思考の方は実に多いです。

 

「不満もあるけども、決断したのは自分だ」

と思えれば、少しでも良くするための

行動のアイデアも浮かぶのではないでしょうか。

 

結果として、自分が居心地の良い環境を

創ることにもつながることになります。

 

③ 良い部分も見る癖をつける

 

転職を検討し始めるとき、ほとんどの場合

会社の悪い部分に目がいっています。

 

給与条件や、残業時間などのハード面は良いのに、

人間関係や会社の方針などソフト面への不満から

転職したい、と相談される方も多いです。

 

転職するのは自由ですが、

あなたのその条件他で実現できますか?

と突っ込みたくなる場合が多いのです。

 

本人も好条件で働けていることは薄々わかっていて、

折り合いをつけて続けようとする人は良いのですが、

良い部分に目がいかず、感情の赴くまま転職してしまう人は、

ジョブホッパーとなってしまいます。

 

度々言いますが、完璧な会社など無いです。

 

その会社にいるかどうかは、良い部分と悪い部分

のバランスに対して今ここにいるメリットの方が

大きければいればいいし、小さければ転職もやむ無しです。

 

それくらい自分を客観視できることが大切だと思います。

 

④ 会社を決して敵にまわさない

 

今回ご紹介した事例で残念に感じたことは、

社員の方が終始、人事担当者の対応を

批判していたことでした。

 

人事担当者が直接話さず、

メールでの対応も良いものとは

言えなかったためそうなった側面

もあったのですが、お互い平行線

となる様は傍から見ていて、とても

無意味なものでした。

 

会社への批判は、会社の態度を硬化させる

危険性があります。辞めるにしても残る

にしても、会社を敵にまわして良いこと

ないて思いますが、どうですかね?

(明らかなブラック企業は別ですが。)

 

むしろ相手の立場も理解することで自分の味方につけ、

それにより自分の要望を通すくらいの老獪さがあっても

良いのではと思います。

 

それくらい達観していたら、

そもそもそんなに短期間に転職など

しないかもしれませんが…

 

まとめ



いかがでしたでしょうか。

 

転職直後は前職からのギャップや、

人間関係が希薄なことからくる孤独など、

冷静に考えられない状況であることが多いです。

 

そんな中で、自身が陥りがちな思考パターン

に気づき、それを変える機会にもなりえます。

 

この記事が、転職を繰り返してしまう

方のお役に立てば幸いです。

 

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【この記事の執筆者】

キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)

医療系転職エージェントで約14年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ

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キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)

■保有資格等■

・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)

・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)

・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)

・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)