こんちには、
キャリアコンサルタント
のキャリア応援隊長です。
2024年前期第32回
「キャリアコンサルティング技能検定2級」
試験の結果が届きました!
学科は前回パス。
今回は実技のみの受験。
結果と、各試験内容について
振り返ってみたいと思います。
この記事は、以下のような方のお役に立ちます。
・キャリアコンサルティング技能検定に興味がある
・キャリアコンサルティング技能検定2級に合格できず落ち込んでいる
・対人スキルを磨きたいと考えている
・国家資格キャリアコンサルタント取得後、更にスキルアップしたい
この記事の目次です⇊
<この記事を書いている人>
◆医療系転職エージェント歴14年目、自らも転職を6回経験。
◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。
◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。
◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。
◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。
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①【試験結果】3度目の正直?キャリアコンサルティング技能検定2級
まずは結果から…
↓
↓
↓
またもや不合格!!!!
実は今回、
面接試験については過去も含め
一番手応えを感じていました。
ただ、
「ここはどう評価されるのだろう…」
と不安に思う点もあり、合格率40%
くらいの自信度…
しかしながら、
40%の期待感を持てることも
いまだかつてなかったので、
もしかしたら…とかすかな期待感
を待って合格発表を待ちました。
しかし、現実は冷徹でした。
今回の合格率は16%とのこと。
この試験のシビアさを改めて
思い知ることとなりました。
論述試験、面接試験、
それぞれについて振り返って
いきたいと思います。
②【結果振り返り】過去3回点数の推移
今回の結果↓
過去3回の点数の推移は
以下のようになっています。
※①:2018年3月結果発表
※②:2024年3月結果発表
※③:2024年9月結果発表(今回)
論述:①60点⇒②59点⇒③55点
面接:①53点⇒②56点⇒③58点
基本的態度 :①60点⇒②60点⇒③70点
関係構築力 :①55点⇒②60点⇒③60点
問題把握力 :①50点⇒②55点⇒③55点
具体的展開力:①50点⇒②50点⇒③50点
不合格の中でも、
基本的態度で70点を獲得できたことは
嬉しい驚きでした。
コチラの対策講座に参加した
おかげだと思っています。
2級キャリアコンサルティング技能検定 実技合格のための論述&面接特別講座 | 株式会社モチベーションジャパン
本番さながらのロープレと、
講座独自の「試験に対する考え方」
はとても身になり、
相談者の背景を本気で考え、
徹底的に寄り添う姿勢が身についた
ように思います。
反対に、課題も浮き彫りに。
問題把握力、具体的展開力に関しては
ほぼ横ばいの点数のまま。
また、論述も1回目の合格後以降
連続して不合格になってしまい、
迷走中。。。
論述、面接試験それぞれについて
具体的に振り返ってみます。
③【論述振り返り】キャリアコンサルティング技能検定2級
論述試験について、
勉強方法、出来た点、出来なかった点に
ついてそれぞれ振り返ります。
【論述振り返り】勉強はどのようにおこなったか
勉強は主に3つの方法を活用しました。
① 過去問をひたすら解く
② Coconalaの対策講座を受ける
③ Youtubeの対策動画を観る
①の過去問を解く
については、
8種類の過去問を繰り返し説きました。
公式サイトが公開している過去問に限らず、
それ以前の試験回の過去問
(LECの対策講座でもらったもの、ネットで見つけたもの)
なども活用。
今回特に気にしたのが、時間配分。
目標設定と方策記入にかならず30分残す
と決め、タイマーで時間を測りながら練習。
最後に焦らなくなったので、
これは正解だったと思います。
②のcoconalaの対策講座
については、
ある男性技能士保有者の
オンライン講座を受講しました。
試験への取り組み姿勢に
新たな視点を得られたことは
良かったです。
専門用語や理論を用いるなど、
論述試験はテクニック的な部分を
すすめる対策講座もあるように思い
ます。
この方の講座では
「本質をとらまえ、自分の言葉で書く」
ことが大切であると説かれておられ、
それについてはとても腹落ちしました。
ただし、解いた問題について
具体的なレクチャーをもっと受けたかった
な、とも率直に思いました。
時間的制限もあるので、
仕方がなかったとは思います。
③のYouTube動画
については
様々なものが上がっていますが、
正直なところ良し悪しだと思います。
技能士の論述試験は、
明確な正解の無い試験のため、
一つの解法に寄り掛かり当てに
するのは危険な気もします。
「なるほど」と思える動画もありましたが、
配信者ごとに言っている内容は異なりますよね。
あくまで参考程度に考え、
自身の解法を明確にすることの方
が大切に思えますが、
いかがでしょうか。
【論述振り返り】実際の試験はどうだったか
試験を振り返っていきましょう。
問題は、介護と仕事の両立に
悩む女性の設定でした。
一見して苦手なパターンだな、、
という印象。嫌な予感がよぎります。
その予感通り、相談者が抱える問題、
キャリアコンサルタントとして捉える
問題の記載に時間が取られました。
具体的方策に取り掛かる頃には
残り30分を切っており、当初の
目論見が崩れます。
ここで、やや焦りが出てしまい、
明らかなミスも発生。
「介護との両立のため、リモートワーク
ができる仕事に転職する」という方策を
書いたのですが、問題文を精査し、明らかに
合致していない方策であると気付く。
そこでタイムオーバー。
修整できずじまいでした。
悔いの残る試験で、呆然と
駅まで歩いたのが思いだされます。
6年前に初めて受けたとき。
LECの対策講座で伝授された
シュロスバーグ理論で対応するという
メソッドを実践し、60点で合格。
今回はそのメソッドに頼らず
過去問重視で、本質を取らまえ
ようとして臨み、不合格。
論述に関しては、もう一度
取り組み方を見直す必要性
を痛感しています。
④【面接振り返り】キャリアコンサルティング技能検定2級
続いて面接試験について、
勉強方法、出来た点、出来なかった点に
ついて振り返ります。
【面接振り返り】勉強はどのようにおこなったか
勉強は主に3つの方法を活用しました。
① 各ケースの予習
② 対策講座への参加
③ エアロープレの繰り返し
①各ケースの予習は、
事前に公開される
5つのケースに対して予習を行い、
予備知識を入れるようにしました。
例えば、大学生の就活事例の場合、
在籍している学部でどのような勉強をするのか、
主な就職先はどのような仕事があるのかなど。
華道師範への道と迷う小学校教諭の事例では、
定年後の再就職先はどのような仕事があるのか、
華道の師範になるにはどの程度大変なのか、
などを調べました。
目的は2つあり、
相談者の立場に立った
応答ができるようになること、
自信を持って試験に臨める
ようになることでしたが、
これはやって良かったと思います。
実際に試験に出るのは一つのケース。
無駄になる部分もありますが、
キャリアのプロとして面談に
臨むには必須の作業だと思います。
②対策講座への参加は、
先程も書きましたが、
以下の対策講座へ参加致しました。
2級キャリアコンサルティング技能検定 実技合格のための論述&面接特別講座 | 株式会社モチベーションジャパン
参加者4名の少人数制で、
試験に対する考え方のレクチャー
が三分の一程度、残りは講師との
ロープレを行い、オブザーバーの
方からは厳しい意見も飛び出す、
本気度の高い講座です。
基本的態度、関係構築力においては
大変大きな気づきを得られました。
課題は問題把握力、具体的展開力です。
この点について、自分なりの解が
見つかっていない状況。
次回に向け、同講座に再度申し込むか、
他の講座も検討してみるか、
はたまた開き直って独学で行くのか、、、
考えどころです。
③エアロープレの繰り返し
については、
相談者とキャリコン役の
一人二役を演じるエアロープレ
を繰り返し行いました。
夜な夜なサイゼリアに行き、
試験前日までやったのが思い出されます。
5ケースについて、少なくとも
それぞれ3回は行っていると思うので、
計15回以上はやったと思います。
やって良かったと思う点は以下3点。
① 時間を意識した進め方が身につく
② 受け答えの悪い癖に気づき修正できる
③ 実際の試験での反応を予測できる
面接試験は実際の試験に即した
練習がしずらいと思うので、
エアロープレはおすすめします!
【面接振り返り】実際の試験はどうだったか
さて、ここらからは
実際の試験を振り返ります。
結果は不合格でしたが、
自分に足りない部分が明確に分かりました。
それは、問題把握力、具体的展開力と口頭試問。
初めて受ける方には参考になると思うので、
試験の流れを踏まえながら振り返ってみます。
面接試験では、試験室の扉の前の椅子に座らされ、
試験前に注意事項の書いてあるペーパーを読まされます。
その時、隣に座る方がクライアント役なんです。
私の場合、隣に座ったのは大柄な中年男性。
ああ、あのケースか、となんとなく予想がつきます。
案の定、執行役員になれない事が分かり、
役職定年を迎えると収入も減ってしまうため、
今後について相談したい、というケースでした。
嫌な感じはありませんでした。
私も長年会社員をやっているので、
理解できるし、割合望んでいた方のケース。
エアロープレもしっかりやりましたし。
面談開始。
序盤はとにかくクライアントの思いに
気持ちをはせて、徹底的に寄り添う
姿勢を心がけました。
ここで一瞬、過去二回の試験とは
明らかに異なる感覚を得ました。
「次どうしようと考えている自分」ではなく、
「目の前の人の気持になりきれる自分」を感じたのです。
②の対策講座で習ったことが
自然に出せたと思います。
クライアントの言葉を抵抗なく
引き出せている感覚があり、
関係構築には手応えを感じ進んでいきます。
そして中盤。
要約を入れ、目標設定に入ります。
目標は、「○〇さんが、家族のことも含めて、
前向きに次の選択ができるようになること」
このような目標を設定。クライアン
トも了承してくれました。
ここからいよいよ山場を迎えます。
具体的方策の提案です。
わたしはあるポイントを見つけ、
そこを一点突破する方向性を定めました。
収入が落ちるのは気になるが、
家計については奥さんに任せていて、
自分は一切把握していないという
話を序盤引き出していたのです。
ここに、
本人の「情報把握不足による思い込み」
が発生していると仮説を立てたのです。
私は、「奥さんに相談し、これから家計に
いくら必要なのかを明確化して、それを材料
に今後の選択肢を考えては?」と提案しました。
ところが、
クライアントの反応は予想外なもので、
「それになんの意味があるのか?」というよ
うな連れない反応だったのです!
どう対応しようか迷いました。
結局、畳み掛けるように、家計を把握する
必要性を説来ましたが、クライアン
トの連れない反応は変わりませんでした。
ここでタイムアップ。
口頭試問に移ります。
できた点は、関係構築がしっかりできたこと、
目標設定と具体的方策の提案までいけた
ことと答えました。
具体的方策については、クライアントが
納得していない可能性もあることを述べ、
今後の展開として、確認しながら進め進めていきたい
ことを添えて、キャリコンとして押し付けにならない
ように注意したいことのアピールもできました。
このとき、一人の女性試験管と目があったのですが、
今までと違い自信を持って試験管の目が見ることができ、
気のせいか、試験管の私をみる目もいつもと違うように
感じられたのです。
それでも、結果は不合格。
問題把握力、具体的展開力、口頭試問について、
「自分なりの解」を持たずに試験へ臨んでいることが、
そのまま結果として現れたと今は感じています。
次回受験する場合、
この点に答えを持って臨むことが
必要だと痛感しています。
⑤【まとめ】受験した感想とこれからについて
またもや分厚い壁に跳ね返された、
キャリアコンサルティング技能士2級試験。
今回の不合格結果を知ったときは、
さすがにもう諦めよう、という
気持ちも頭の中をよぎりました。
この試験の難しいところは、
模範解答が無いこと。
今回もそれはわからず、
この試験を受ける意味さえ、
疑いたくもなります。
その中にあって、
希望の光も見つけました。
それは、基本的態度で70点を取れたこと。
自分の気持ちが完全に切れるのを、
わずかに防いでくれた、70点。
もう一回受験しようかな。
今度は勉強するプロセスを楽しみ
ながら臨もうと考えています。
どうせ、
模範解答のわからない
試験ですから…!
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【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
医療系転職エージェントで約14年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ
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キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)