こんにちは。
キャリアコンサルタントの「キャリア応援隊長」です。
2024年前期、第32回
「キャリアコンサルティング技能検定2級 実技試験」
に申し込みました。
前回試験で学科はパスしたのですが、
実技は過去2回受験し不合格。。。
中でも論述は、一勝一敗。
次こそ、面接と論述の同時突破を目指すために、
論述の勉強法を見直すことにしました。
合格、不合格を両方味わった経験から
「キャリアコンサルティング技能検定2級 論述」
試験の勉強法を解説します。
この記事は、以下のような方のお役に立ちます。
・これからキャリアコンサルティング技能検定2級試験を受験する方
・キャリアコンサルティング技能検定2級論述試験に失敗した方
・キャリアコンサルティング技能検定2級論述試験の勉強法がわからない方
この記事の目次です⇊
- 3度目の正直で合格を狙う!
- 【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】過去の勉強法は?
- 【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】見えた反省点
- 【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】勉強法を解説
- 【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】対策のコツ
- 論述試験対策は意外と勉強になる!
<この記事を書いている人>
◆医療系転職エージェント歴14年目、自らも転職を6回経験。
◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。
◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。
◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。
◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。
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3度目の正直で合格を狙う!
過去2回、論述試験を受けた結果はこちら⇊
■6年前・・・合格
■前回・・・不合格!
論述は過去に一度合格していたので、
そこまで時間を割かず、同じ
勉強法をなぞりました。
ところが、予想外の不合格。
今までの勉強法と、今行っている
勉強法を解説してゆきます。
【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】過去の勉強法は?
6年前に合格した際は、
LECの試験対策に通いました。
LECの対策はとてもシンプルなものでした。
著作権の問題があるので詳しくは書けませんが、
「キャリア理論を用いて回答する」という内容。
特に「シュロスバーグの4S」を用いるという内容は
わかりやすく、取り組みやすい対策でした。
同じ方法で臨み、今度は不合格。
それも1点マイナスで未達・・・
結果を見たとき、正直戸惑いました。
しかし、振り返ってみると不十分
だった点にも気いたので、
続いて解説します。
【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】見えた反省点
前回不合格だったことで
見えた反省点を挙げてみます。
反省点①:時間配分
論述の試験時間は60分。
経験してみるとわかりますが、
意外に短く感じます。
2級論述試験の問題は、以下のように
実質4問あります(赤字の部分)。
問1 相談者がこの面談で相談したい
「問題」は何かを記述せよ。(20点)
問2 キャリアコンサルタントとして
あたなが考える、相談者の「問題」
は何かを記述せよ。(20点)
問3 上記2つの「問題」を合わせ、
相談者を援助するために、
①どこに目標をおいて
②どういうことを実施したいか
目標と具体的方策を記述せよ(60点)
過去2回共に、問題2つと、目標設定で
考えすぎてしまったゆえに、具体的方策の
記述に十分な時間がさけず、駆け足で羅列
するようになってしまいました。
この時間不足は、
次の反省点ともリンクします。
反省点②:相談者の心理的ステップを無視していた
こちらは、今回不合格となったことで
改めて感じた反省点です。
論述試験といえども、そこに相談者がいると
いう設定である以上、進め方はリアル面談と
同様に進めないといけないと思います。
しかしながら、筆記試験という落とし穴
にはまり相談者の心理ステップを無視し、
方策の羅列になってしまったきらいが
あったのです。
本来守るべきラ・ポール形成、傾聴、感情を伴う
言葉の深掘りなど、順序もバラバラになって
しまいました。
これは前述した時間配分の
失敗も要因となっています。
反省点③:問題点・目標・方策の流れを意識する
問題点から、方策までの流れ、言い換えると
一貫性が大切な要素であると気づきました。
※以下のような一貫した流れ↓
方策を記述する際に、
目標に対して整合性があるか?
と考えることが欠けていたように
思います。
コンサルタントとして全体を俯瞰
できているか、がこの試験で見られ
ます。
【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】勉強法を解説
上記反省点を踏まえ、今回取り組んでいる
勉強法と、意識している点を解説します。
具体的勉強法①:新たなテキストの活用
前回試験の際に活用したテキストですが、
実は、論述のページはすっ飛ばしました。
なぜか?
6年前と同じ方法でやれば
大丈夫とたかをくくっていたからです。
今回はこちらのテキストを
しっかり活用します。
具体的勉強法②:過去問を徹底的に解く
キャリアコンサルティング協議会ホームページには
直近3回分の過去問が掲載されています。
これらを解くのはマストですが、
同じ問題を複数回解くのが
ポイントです。
回数をこなすことで、以下が見えてきます。
1、時間配分のコツがわかってくる
2、相談者の心理的ステップを意識できるようになってくる
疑似的に試験になれておくのは
とても大切なので、
過去問を解く際は、
必ず時間を計測して行いましょう。
【キャリアコンサルティング技能検定2級 論述試験】対策のコツ
今回活用するテキストの内容、
反省点を踏まえ、私自身が思う
試験対策のコツを6点挙げます。
論述試験対策のコツ①:方策の記述には30分以上確保する
→ここで時間を取れないと、
焦って、整合性のない
方策の羅列になってしまいます。
論述試験対策のコツ②:リアル面談同様に、全体のステップを意識する
→方策ではラ・ポール形成、深掘りなど、
リアル面談同様のステップを意識すること。
先ほど紹介したテキストでも強調
されている部分で、腹落ちできる内容です。
論述試験対策のコツ③:キャリア理論を用いる
→最初に合格した際に受けた、
LEC対策講座の内容です。
「シュロスバーグの4S」を活用します。
相談者の課題はほぼ自己理解不足、
仕事理解不足、戦略不足、なわけなので、
情報提供を行うという方策は
有効度が高いと思います。
ただし、無理やり理論を用いて、
相談者の心理的ステップを無視する
ことにならないよう注意が必要です。
論述試験対策のコツ④:相談者視点の問題は、「頷いてもらえそうか」を基準にする
→これは、先ほど紹介したテキストに書いて
ある内容で、とても腹落ちしました。
相談者視点の問題を記述する際は、頭の中に
相談者を思い浮かべてみて、問いかけてみる。
「そうなんです!」頷いてもらえそうか、
「う~ん、まあそうなんですが…」と首を
傾げそうかをイメージしてみましょう。
論述試験対策のコツ⑤:キャリコン視点の問題は、根拠を明確にする
→「・・・(根拠)という言葉は思い込みと思われるため、
・・・が問題である」と根拠を明確にしないと、押し付けに
なってしまう危険性があります。
論述試験対策のコツ⑥:目標は「相談者自身が前向きな行動を起こす」内容にする
→「相談者の自己変容を促し、相談者自らが
前向きな行動を起こす内容」が望ましい
といえます。
間違っても「〇〇させます」のような、
キャリコン指示目線の目標は避けるべきです。
論述試験対策は意外と勉強になる!
キャリアコンサルティング技能検定2級試験
は合格率15%程度と、難関といえる試験です。
私も次回が3回目。
実技試験には論述だけでなく、
多くの受験者が苦しむ面接試験も
控えています。
しかし、改めて色々な角度で勉強
してみると、キャリアコンサルタント
としての気づきも多いのが事実です。
この色々な角度、というのが大切
だなと思います。
合格することは大切ですが、
それよりも大切なことは、キャリアコンサルタント
として成長し、今まで見えなかったものが朧げ
でも見えてくることだと思います。
一緒に合格まで、がんばりましょう!!
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【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
医療系転職エージェントで約14年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ
い。
☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆
キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)