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【解説と対策】キャリアコンサルティング技能検定2級/学科試験

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おはようございます。

 
キャリアコンサルティング技能検定2級試験が近づいてきました。
 
学科、論述試験は6月14日(日)
 
私も過去に受験しまして、学科は突破したものの、
その後の面接試験で不合格。

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一部合格の有効期限が切れてしまいました・・・
 
新型コロナが心配ですが、この頃には状況が落ち着いているのを
願うばかりです。
 
受験を検討している方の参考となるように、
学科試験について内容をまとめます!
 

 面接試験、試験結果の分析はコチラの記事です⇊

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

 

目次です⇊

 

学科試験の出題範囲が変更されています!

 

私受験がしたのは平成29年度後期(第29回)試験。

2020年度試験より出題範囲が変更になっています!

 

厚生労働省ホームページによると、

 

「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書」 

 

  1 能力要件の見直しについて             

 

○ キャリアコンサルタントに求められる社会的役割について、その拡大・深化を踏まえ、関連制度・施策の効果的運営、「働き方改革」や「人生100年時代構想」などの新たな政策的重要課題に関する役割の発揮、利用者のニーズやキャリアコンサルタントの活動実態といった視点から明確化するとともに、関係機関のヒアリングを通じて制度運用上の課題を把握し、見直しの具体的な事項を検討した。

 

   検討の結果、クライアントや相談場面の多様化への対応、セルフ・キャリアドックなどの企業におけるキャリア支援、個人の生涯にわたる主体的な学び直しとキャリアアップなどの支援に必要となる知識や技能の拡充・強化、登録制度の創設時における必要性の変化や科目間での内容の重なりを踏まえた合理化を、能力要件への反映の方向性として提言した。

※厚生労働省ホームページから抜粋。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199219.html

 

赤字の部分が、今回新たに加わった出題ポイントと思われます。

 

キャリアコンサルティング協議会のホームページに、主題範囲の変更を解説した

PDFがあります。これは必ず確認してください

 

私が見たところ、

 

・職業能力開発(リカレン ト教育を含む)の知識

 ・企業におけるキャリア形 成支援の知識

「セルフキャリアドック」の文言が初登場

 ・環境への働きかけの認識 及び実践
→ここでも 「セルフキャリアドック」の文言が登場

中高年齢期を展望するラ イフステージ及び発達課題 の知識 

 

以上の点が出題範囲に追加されています。

 

キャリアに関する新たな施策、

社会情勢の変化を出題範囲に取り入れています。

ご注意ください!

 

試験の全体像と対策

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問題は四肢択一式。
50問出題され、100点満点の内70点以上で合格です。


15問は間違ってもよい計算なので、しっかり勉強すれば、
決して高いハードルではないです。

私は主にLECから発行されている学科問題集と、オフィシャルサイトより
ダウンロードできる過去問を活用。

LECの方は改定を重ねており、
新しめの統計情報や政策からの問題も押さえています。

ただ、スペースの都合なのか、
理論の解説などはかなりザックリとしたものであり、
これだけで試験に臨むにはやや不安が残る印象でした。

そこで、新たに追加したのが以下の書籍。
キャリアコンサルティング 理論と実際 4訂版

キャリアコンサルティング 理論と実際 4訂版

  • 作者:木村 周
  • 発売日: 2016/05/31
  • メディア: 単行本
 

 

これは、かなり良いです。
現在では5訂版も出版されています。

この本から問題が作成されているのではないか、というくらい、
ほぼ、試験範囲を網羅しています。
 
主な勉強の仕方は、
 
、過去問を複数回分解き、理解していない部分をチェック
、問題の傾向をつかみ、理解していない部分+「出題頻度高カテゴリ」を把握
、2について書籍やネットで集中学習

CDAを取得した際のマンパワーのテキストも役に立ちました。
ただ、最近の理論については記載がないので、その辺はネットなどから得る必要があります。

重点的に押さえるべきポイントを書きます。
 
1、これらの理論は絶対に押さえる
→ロジャーズ、スーパー、クルンボルツ、ホランド、ハンセン、シャイン、シュロスバーグ
※注意!※
以前の出題範囲では具体的な理論家の名前が上げられていましたが、今回は理論の名前のみで理論家の名前がありません!
 
、発達理論も頭に入れる。特にエリクソン。
 
、最近の労働政策や、トレンドについて内容を把握しておく。
(第19回では働き方改革が出題)
 
、以下の内容も必ず押さえる
※統計政策関連※
 
・「能力開発基本調査」(厚生労働省)
・「労働経済の分析」(厚生労働省)
・ストレスチェック制度
・「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」
・「職業能力開発基本計画」(現在は第10次)
・「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」
※その他※
・スーパービジョン
・主要なアセスメント→VPI職業興味検査、職業レディネステスト、
厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)、
キャリアインサイト、OHBYカード、VRTカード 等
・職業分類
・マイクロカウンセリング
・公共職業訓練
・JOBカード制度
・心理療法→ゲシュタルト療法、交流分析 等
 

第19回ではアサーションやリハビリテーション・カウンセリングも出題されていました。

満点を取ろうとすると限りなく範囲が広くなってしまいます。

あくまで70点以上を取れば合格という気持ちで、リラックスして臨みましょう。
 

まとめ

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セルフキャリアドック、リカレント教育、中高年齢期への支援など、
キャリアコンサルタントの活動範囲が広がっています。
 
理論や支援スキルを身につけていることはもちろんですが、
今後はキャリアに関する社会的知識や、組織の状況や個人の適性に応じた
支援能力がより求められるでしょう。
 
試験合格へのポイントまとめ
 
・「出題頻度高カテゴリ」+「最近の労働政策トレンド」へ時間を重点投下する
・新たに追加された出題範囲を必ずチェック
 
 
それでは、試験まで明るく前向きにがんばりましょう!
 
 
※この記事は過去記事を加筆、リライトしたものです※