前回の記事で、
キャリアコンサルタントの
リアルな求人事情を書きました。
今回は
キャリアコンサルタントとして
独立して食べていく具体的方法を
書いてみたいと思います。
この記事の目次です⇊
最初に結論をいってしまうと、
その方法とは、
顧問キャリアコンサルタントとして
複数企業と契約することです。
顧問キャリアコンサルタントとは?
顧問キャリアコンサルタントとは、
社会保険労務士や税理士のように
複数の企業と顧問契約を結び、
業務委託を受ける働き方です。
実際にそのような人はいるんでしょうか?
私が受講した、セルフキャリアドックセミナーの講師だった
黒木陽子さんは、有限会社ライフ・サポートチームの
代表を務めながら、顧問CDAとして19社の企業と
契約して業務を行っておられます。
そのときのセミナーレポはこちらです⇊
顧問キャリアコンサルタントはどのような業務を行うの?
従業員へのセルフキャリアドック実施や
キャリア研修が多いですが、
人材に関係する範囲で自身の強みを活かせるのあれば、
柔軟に考えてよいと思います。
また、付加価値をつけるために
サブスキルを持つことも有効です。
例えばIT関連スキルは、
中小企業が弱い部分ですよね。
簡単に契約を
切られないようにするためにも、
サブスキルは身につけておきたいところです。
顧問キャリアコンサルタントとして必要な3つのこととは?
顧問キャリアコンサルタントとして
企業と契約するために必要なことは何でしょうか?
私は3つのことが必要だと思っています。
1、得意業界をつくる
あなたが今会社に所属しているのなら、
所属する業界の企業は、
契約先としてターゲットになりえます。
企業側から見ても、従業員のキャリア研修を
キャリアコンサルタントに委託する場合、
業界に明るいキャリアコンサルタントに委託したい
と思うはずです。
しかしながら業界のことを深く知ったり、
人脈を築くには、最低でもその業界に
5年くらいはいる必要があるのではないでしょうか。
正直なところ、
独立には勢いが大事だと思っています。
思い立ったが吉日ともいいますが、
得意業界がないのであれば焦らず、
会社に所属しながら時期を待つのも
選択肢です。
2、専門業務を持つ
人材に関する業務のなかで
専門業務を持つことも
大事なことだと思います。
例えば、人材紹介会社に所属して
身につくスキルは何でしょうか?
企業の採用の流れが一通りわかるので、
採用担当者はできます。
募集媒体の選定や、
運用もできる人が多いと思います。
反対に、人材紹介は紹介者が入社すると
業務が完結しますので、
入社後のキャリア研修などは
あまり強い部分ではないかもしれません。
キャリアコンサルタントとしての
強みはこれだ、と言えるもの
があるといいですよね。
3、営業力を身につける
キャリアコンサルタントに取って
一番身につけるべきは
営業的な感覚だと思っています。
なぜですか?
キャリアコンサルタントは養成講座を通して、
相談者に寄り添うことを繰り返し学びます。
人に対する支援という意味では
マインドがかなり磨かれます。
ただし、独立したとなると、
契約を得るためには営業活動が必要ですよね。
キャリアコンサルタントは個人の内面に目がいく反面、
企業の課題を解決しお金をもらう
というマインドが弱いような
気がしています。
社長相手にヒアリングを行い、
企業の課題に対して仮説を立て、
提案資料を作成し解決策をプレゼンする。
営業経験があるに越したことはない
場面です。
キャリアコンサルタント向けに行われている研修や講座も、
キャリコンの演習やキャリア理論が中心です。
もっと企業に対するセールスの仕方のような
講座があってもよいように思います。
まとめ
顧問キャリアコンサルタントとして
企業と契約して業務を行なうために必要な
3つのことをまとめます。
1、得意業界をつくる
2、専門業務を持つ
3、営業力を身につける
昨今は、
働き方の大転換が行われている
真っ最中です。
キャリアコンサルタントは常に新しい情報を
仕入れ、世の中の流れに合わせて
アップデートしていく必要がありますよね 。
キャリアコンサルタントが世の中から
もっと必要だと思われるためにも、
日々学ぶ姿勢を忘れないように
したいと思います。
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