この記事は、
・キャリアコンサルタント取得を目指している方
・キャリアコンサルタントの仕事はどのようなものがあるのか知りたい方
以上の方のお役に立ちます。
※この記事は過去記事を加筆、リライトしたものです。
目次です⇊
- 実際のところ、キャリアコンサルタントは食べていけるのか?
- 実際にどのような仕事が紹介されるのか
- 「それだけで食べられる」仕事はあるか
- 給与の金額はどのくらい?
- 主な募集職種はどんなものがあるの?
- ~まとめ~キャリアコンサルタントで食べていく方法は結局何?
実際のところ、キャリアコンサルタントは食べていけるのか?
国家資格キャリアコンサルタントを取得した方の
理由は様々ですよね。
1、人材関連の仕事に就いており、会社から取得を促された
2、自身のスキルアップのため
3、資格取得をきっかけに独立して食べていきたい
おおむね、以上のような理由が
多いのではないでしょうか。
本業に活かすための目的であれば、
プラスになった知識が活かせればよいですが、
3の目的の方が、実際に資格を活かして
食べていくことは可能でしょうか?
今回はそれを考えてみます。
実際にどのような仕事が紹介されるのか
私は、日本キャリア開発協会(JCDA)の会員です。
本部から概ね一日1通程度
何らかのメールが届きます。
内容はセミナーや講座、
支部会などのお知らせが一番多いです。
セミナーの参加レポはコチラです⇊
求人の案内はどれくらいあるの?
感覚値的には、
メール全体の10~20%くらいかな
という印象です。
実際に求人を調べて集計した記事はコチラです⇊
では、その仕事の中身はどうでしょうか。
「それだけで食べられる」仕事はあるか
まず、雇用形態は
契約や業務委託など、
期間を定めた正社員でないものが多いです。
この時点で、ローンを抱えていたり、
家族を養う必要がある方などは
厳しい印象を持つでしょうか。
給与体系はどうでしょうか。
2019年10月~2020年3月にJCDAから届いた実際の
求人メールからピックアップした結果は以下になります。
・総求人件数:21件
・月給制:9件
・日給または時給制:12件
月給制の求人もそこそこあるなという印象ですが、
9件中4件はJCDAの職員募集です。
他5件は、大学内、公共施設内キャリコン
がそれぞれ2件ずつ、一般企業が1件でした。
給与体系については、
給与の安定が見込みずらい
日給制、時給制が多い結果となっています。
給与の金額はどのくらい?
時給は1,500円~1,900円の間くらい。
月給は200,000円~310,000円の間と幅があります。
金額は、サンプル数が多くないので明確な
ことはいえませんが、おおむね上記相場で
大きなずれはないかと思われます。
時給は、看護師の時給と同じくらい、
薬剤師より少し安いくらいなので
悪い金額ではないと思います。
主な募集職種はどんなものがあるの?
では、実際どのような職種が
募集されているのでしょうか。
概ね以下のように分類されます。
1、大学や公的機関のキャリア相談業務
2、日本マンパワーなどキャリア関連企業の企画職等
3、人材関連企業の企画、コンサルタント等
4、講座のお手伝い、転職フェアなど単発の仕事
5、JCDAなど講座運営機関の職員
どの求人の割合が多いですか?
件数的には1と4が多い印象です。
最近(2021年2月現在)では、大学の職員募集の
求人をみかけることが多くなりました。
大学でも、資格を持ったキャリアコンサルタントを
しっかりと配置するところが増えてきたと思われます。
キャリアコンサルタント資格を
目指す方の理由として、
学生や若年層の支援を目指す方は多いと思うので、
これは喜ばしい傾向ですね。
~まとめ~キャリアコンサルタントで食べていく方法は結局何?
主にJCDAから紹介される仕事を
見てきました。
月給制の仕事を見てみると、
決して高給とはいえないところがあります。
時給金額は先ほども書きましたが、
看護師や薬剤師とそれほど遜色なく
金額としては悪くはないです。
副業で行う方や、
本業をリタイア後に行う仕事として
非常勤で働く場合はそこそこの
収入になりますね。
ただし、求人数自体はまだまだ多くありません。
キャリアコンサルタントの
社会的価値が上がり、今後求人数が
増えてくるかがポイントですね。
ちなみに、キャリアコンサルタントは
2021年現在で56,623名います。
※以下サイトを参照
2017年末時点で国家資格キャリアコンサルタント
の人数は約33,000名でした。
人数は右肩上がりに増えています
求人への応募倍率も更に高くなりそう
応募倍率も含め話をまとめると、
現状では資格を取ったからといって
それだけで食べていくのは難しい資格
といえるかもしれません。
あまり取得するメリットはありませんか?
いやいや、これからキャリアコンサルタント活躍の場は増えるかもしれないよ
そうなんです。今世の中の
働き方が大きく変わろうとしています。
テレワーク、女性の社会進出、
同一労働同一賃金、ジョブ型雇用など
トピックスを上げればきりがありません。
働き方やキャリアの専門家として
キャリアコンサルタントの出番は多いと
思っています。
企業が抱える「人の課題解決」に
どう売り込んでいくかがカギです。
次回は具体的に活動している方の
事例を交えながら、
その点について書いていきます。
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