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【正論で追い込む人への対処法】アドラー心理学を活用しよう

 

こんにちは。

キャリアコンサルタントの

「キャリア応援隊長」です。

 

職場に正論を振りかざし、

他人を追い込む人はいませんか?

 

そのような人が周囲にいることで

メンタルは削がれ、本来やるべき

ことに集中できなくなってしまいます。

 

今回は

アドラー心理学

も参考にし、

正論で他人を追い込む人への

対処法を解説します。

 

この記事は、以下のような方のお役に立ちます。

・正論で追い込む上司、部下への対処法を知りたい

・正論で追い込む人から自分のメンタルを守りたい

・正論で追い込む人の心理特性を知りたい

・アドラー心理学に興味がある

 
 
 
 

<この記事を書いている人>

◆医療系転職エージェント歴13年目、自らも転職を6回経験。

◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。

◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。

◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。

◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。

 

前回の記事はコチラ⇊

www.careerconsultant.me

 

【正論で追い込む人への対処法】追い込む人の心理を知る

 

対処法を知る前に、

正論で追い込む人の

心理特性を理解しましょう。

 

正論で追い込む人はどんな人?

 

正論で他人を追い込む人

の特性を4つにまとめました。

 

・完璧主義である

・自分の考えや経験に自信を持っている

・他者への共感が弱い

・共同体感覚が欠如している

 

1つずつ解説します。

 

1、完璧主義である

 

間違っている(と本人が思い込んでいる)

ことを許容できない、というのが根底に

あります。

 

ロジカル面では確かに、

正しいことが多いです。

 

ただし、ものごとには

様々な事情や状況がありますよね。

 

そこを考慮せず正論で追い込むため、

他人や組織を混乱させる特徴があります。

 

2、自分の考えや経験に自信を持っている

 

正論で追い込む人は、

頭が良かったり、仕事で実績を

残した方であることも多いです。

 

そのため、自身の成功経験こそが

正論と思い込み、押し付けてしまう

ことになりがちです。

 

野球の話ですが、

「名選手、名監督にあらず」

という言葉があります。

 

実績を残した人ほど、

「なぜそれができない?」と

理想と現実のギャップにいらつく。

 

そして、他人を追い込むことにより、

更にパフォーマンスを落としてしまう

ことに気づくことができません。

 

3、他者への共感が弱い

 

相手の立場に立って考える

という視点が弱い。

 

これが、押し付けて、追い込む

ことにつながります。

 

自分が指導したやり方を部下が実践

していなかったとします。

 

こういったとき、理由は様々考えられます。

≪よくある理由≫

1、単にサボっている、忘れている

2、やりたいのだが、スキルが足りない

3、業務量がオーバーしていて、やれない

 

上司であれば、2や3の可能性が

無いかを聞き取りするべきです。

 

共感力が弱いと、相手の立場に立ち

客観的な判断ができないため、

1のようにやれていない事実のみを

取り上げ、追い込みがちです。

 

言われた方も、やれていないことは

事実なので、言い返すことができない。

 

結果追い込まれ、悪い場合メンタルダウン

を招いてしまいます。

 

4、共同体感覚が欠如している

 

アドラー心理学

を参考に考えます。

 

アドラーは正論で追い込む人は、

「力や優越感を追求する」傾向が強く、

「共同体感覚」が欠如している

と説明しています。

 

「共同体感覚」が欠如している人は

「3つのこころ」が欠けていると言われます。

≪共同体感覚のある人が持つ「3つのこころ」≫

1、協力して課題に取り組むこころ

2、対等であるというこころ

3、相手に対する献身のこころ

 

「3つのこころ」を知ることで、

正論で追い込む人への対処法がわかり、

自分を守ることへのヒントが得られます。

 

更に大事なことは、

自分が正論で追い込む人に

ならないようにする鍵が

含まれています。

 

続いて、解説してゆきます。

 

 

【アドラー心理学】共同体感覚とは?

 

繰り返しますが、「共同体感覚」とは、

周囲と協調して物事にとりくむための

3つのこころのことです。

≪共同体感覚のある人が持つ「3つのこころ」≫

1、協力して課題に取り組むこころ

2、対等であるというこころ

3、相手に対する献身のこころ

 

共同体感覚に相反するものは虚栄心である

とアドラーは語っています。

 

虚栄心が強い人は、

「自分を強くみせたい」

「自分の意見を通したい」

という気持ちが強いため、

意見の違いを否定し、結果として

他人を追い込むことになります。

 

更にアドラーは、虚栄心は、

不安や劣等感の裏返し

あるとも説明しています。

 

【正論で追い込む人への対処法】3つのステップ

 

それでは、正論で他人を追い込む

人への対処法を3つのステップで

説明していきましょう。

 

1、受け止める

 

ファーストステップは、

受け止めることです。

 

正論で追い込む人は心に不安が

あると解説しました。

 

実は正論を言うときに、自分の

主張が通るか?と不安を抱えながら

言っているケースが多いのです。

 

受け止めることで不安がやわらぎ

主張は一旦止みます。そして、

その安心感から、こちらの主張を

聞いてくれる土壌ができる場合があります。

 

≪会話例≫

「おっしゃることは正しいですね、そうしましょう」

→受け止め、不安をやわらげ、虚栄心を満たす

「こちらに関しては●●だと思います、どうでしょう?」

→こちらの意見を主張する

 

このようにまずは受け止めることで、

こちらのペースに誘い込むことが有効です。

 

2、反応しない

 

受け止めても、正論による攻撃が

止まない場合もあるでしょう。

 

その場合の最強の対処法はなんでしょうか。

それは、ただひたすら反応しないこと

に限ります。

 

クレーム対応を思い出してください。

 

クレーム対応の極意は、

「はい」「はい」と話を聴きながら

とくにかく反応しないことです。

 

反応しないことには、

3つの効能があります。

≪反応しないことによる効能≫

1、一方的に話させることで冷静さを取り戻す

2、言う事が無くなり、話が続かなくなる

3、「言い過ぎたと」いう気持ちになり、考えが軟化する

 

上司に正論で詰められたときに

一切反論せずに聞いていると、

「俺も少し言い過ぎたけど…」

と態度が軟化する経験をした

ことはないでしょうか?

 

イソップ物語の「北風と太陽」のように、

相手をなだめ、心を開かせるには常に

「太陽政策」を採用するのが有効だと

考えています。

 

3、自分自身が「共同体感覚」を持つよう努める

 

共同体感覚を身につけるには、以下の

3つのこころを持つことが大事でしたよね。

≪共同体感覚のある人が持つ「3つのこころ」≫

1、協力して課題に取り組むこころ

2、対等であるというこころ

3、相手に対する献身のこころ

 

共同体感覚を要約すると、

「完璧を求めない」という

ことだと思います。

 

ライフネット生命保険、

代表取締役兼CEOの出口治明さんは、

マネジメントのコツは「60%でよし」

とすることだと説いています。

 

詳しくはこちらの記事を↓

www.careerconsultant.me

 

自分が共同体感覚を持つようになってくると、

そもそも正しいかどうかは重要なこと

ではないと思えるようになります。

正論で追い込まれても、

気にならなくなります。

 

完璧を求めずに

他者と協同する

 

正論で追い込む人への

一番の対処法は

自分を変えることなの

かもしれません!

 

【まとめ】正論で追い込む人への対処法

 

当記事の要点をまとめます。

 

・正論で追い込む人は完璧主義、「共同体感覚」が欠如している

・虚栄心が強いが、自分の主張に対して実は不安も抱えている

・正論で追い込む人への対処法は、受け止める、反応しないこと

・「共同体感覚」とは、完璧を求めずに、他者と協同する心構え

・自分自身が「共同体感覚」を身につけると、追い込まれても

目の前のことに集中できるようになる

 

この記事が、日々の人間関係に

悩む方の参考になれば幸いです。

 

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【この記事の執筆者】

キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)

医療系転職エージェントで約12年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ

い。

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キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)

■保有資格等■

・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)

・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)

・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)

・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)