こんにちは。
転職直後ってなにかとしんどいですよね。
以下のような状況でストレスを抱えていませんか?
・新たな職場環境での戸惑い
・一から構築しないといけない人間関係
・仕事のやり方を覚えないといけないストレス
・結果を出さなければいけない重圧
仕事の全体像が見えていないのに、転職後のストレスが原因で離職してしまっては本末転倒です。
転職直後は頑張りすぎないことも大切です。
今回は、「転職後のしんどい状況」を乗り越えるために活用できる考え方をお伝えします。
その考え方とは「幸福学」です。
最後まで読めば、転職後のストレスを回避しのびのびと活躍できるようになります!
それではすすめましょう。
この記事の目次です⇊
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【転職後のしんどいを克服】「幸福学」ってなに?
「幸福学」とは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司さんが始めた学問です。
前野さんは、1,500人から集めたアンケートを元に、人が幸せになるメカニズムを統計的に研究しました。
そして、人が幸せを感じるには4つの要因があることを明らかにしたのです。
【転職後のしんどいを克服】「幸福学」4つの要因を紹介
「幸福学」4つの要因を紹介し、それぞれ転職直後の状況でどう活かすことができるのかを解説してゆきます。
1、「やってみよう」因子
一つ目は「やってみよう」因子です。
人は夢や目標を持ち、それに向かい成長していくときに幸せを感じるそうです。
転職直後はどうでしょうか。
転職するということは新たな夢や目標があってのことだと思うので、そこはクリアだと思います。
問題は慣れない環境のため思うように仕事を進められなかったり、周囲に遠慮してしまうことで言いたいこともいない…
転職後のよくあるしんどい状況ですね。
このような状況で、ストレスを抱えてしまうこともあるのではないでしょうか。
この場合「転職したばかりで何も知らない」という立場を逆に利用しましょう。
転職直後だからこそなんでも「やってみよう」という気持ちで取り組めば良いのです。
的外れなことをしてしまうと恥ずかしい…そんな気持ちを持つ必要はありません!
あなたの前向きな姿勢を徐々に周囲も認めてくれるはずです。
2、「ありがとう」因子
二つ目は「ありがとう」因子です。
人とのつながりや、相手に感謝する利他の心が自分の幸せにもつながります。
例えば「お金」の使い方。
研究によると、お金は自分のことに使うより、他人にために使った方が幸せになれることが分かっているそうです。
転職後の精神的にしんどい状況でおすすめしたいことが二つあります。
一つ目は、周囲の人がしてくれたことに具体的にお礼を言うこと。
以下のような、転職後に右も左もわからずストレスを感じている自分をサポートしてくれたことへのお礼でよいですね。
「先ほどはペンを貸してくれてありがとうございました。」
「昨日は休憩室の場所を教えてくれてありがとうございました。」
例えば帰るときに、その日に感謝したことを思い出して言うのも良いですし、その日に言えなかったら、一日遅れで言うのも良いと思います。
個人的な意見ですが、何にでも「ありがとう」を合言葉のように連発するのにはやや違和感を覚えます。
「あいがとう」が「はい」の代わりになってしまっては、ありがたみも薄れますよね。
何に対して「ありがたい」と思ったのかを具体的に言い添えることで、相手に伝わる力も増します。
相手は喜び、言った自分も幸せな気持ちになると思います。
二つ目は先手で「あいさつ」することです。
感謝の気持ちとは異なりますが、自分から「あいさつ」することで相手は良い気分になり、仕事もやりやすくなります。
朝一番出社したときは、笑顔で先手のあいさつをしましょう。
転職後は頑張りすぎないことも大切ですが、あいさつはそこまで頑張らなくてもできることですよね。
それでいて、効果は大きいです。ぜひ試してみてください。
3、「なんとかなる」因子
三つ目は「なんとかなる」因子です。
これは楽観性を指します。
転職直後は誰でも不安なもの。
同業界に自信を持って転職したとしても、慣れない環境ではうまくいかず、
転職後のストレスにより自信をくじかれることもあるかもしれません。
ここはやはり「頑張りすぎない」ことが大切です。
目の前のできることを一つずつこなしていけば「なんとかなる」と考えるのです。
先日お亡くなりになられた漫画家の藤子不二雄Aさんの座右の銘をご存じですか?
それは「明日に延ばせることは今日するな」です。
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藤子不二雄Aさんは、天才である藤子・F・不二雄さんと張り合うのではなく、社交的な性格と楽観性で長きに渡り漫画を描き続けることができました。
転職後は早く実績を示したいと、頑張りすぎてしまいがちですが、ここはゆったり構えましょう。
その日にできることをしっかりこなしていればうまくいくとおおらかに構えましょう。
慣れない環境で頑張りすぎてしまうと、精神的負担も多いことを忘れないようにしましょう。
自分ならうまくいくと「自己肯定感」を持つことも大切ですよ。
4、「ありのまま」因子
最後の四つ目は「ありのまま」因子です。
これは、転職後のしんどい状況では一番大事ではないかと思います。
一言で言うと、他人と比べないということです。
例えば、同じタイミングに転職した「転職同期」がいた場合、どうしても比較してしまうことがありますよね。
また、年下の先輩と比較し、自分の方が年上なのに仕事が全然できない…と比較して落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
そんなときに私が実践している「他人と比較して落ち込まないコツ」が4つあります。
1、他人の優れているところは盗む
→プライドなんか邪魔なだけ。自分より優れているなぁというところはどんどん盗ん
で、いつか追い越す!
2、目の前のことだけに集中する
→過去と未来のことを考えるから悩みます。「今目の前のことをどうやり遂げるか」だ
けに集中すれば、余計な考えは消え去ります!
3、自分が高慢になっていると考える
→仏教では「慢」の気持ちがあると心は嫉妬にとらわれるといいます。ありのままを受
け入れる心が大切です。
4、比較して落ち込む=成長の伸びしろがあると考える
→将棋界の十七世名人谷川浩司さんは羽生善治さんに嫉妬しました。あるとき「嫉妬心
を持つことは伸びしろがある証」と考えるようになってから悩まなくなったそうです。
転職直後はしんどい、ストレスを抱えがちな状況です。
他人は他人と自分のことだけに集中し、頑張りすぎないマイペースを心がけましょう。
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~まとめ~転職後のしんどいは「幸福学」で乗り越えよう
当記事からお伝えしたいことをまとめます。
1、人が幸福を感じるには4つの因子が関係している
2、「やってみよう」因子→失敗を恐れずなんでもやってみよう。転職直後は職場のことがよくわからないという立場を利用しよう。
3、「ありがとう」因子→具体的な内容を添えてありがとうと感謝しよう。あいさつは明るく先手で行おう。
4、「なんとかなる」因子→楽観性を持とう。後先を考えず、目の前のことに集中していけばなんとかなると考えよう。
5、「ありのまま」因子→他人と比較するのはやめよう。比較してしまうのは高慢になっている証拠。自分は上でも下でも同等でもなく、自分は自分。そのままで良いと考え
よう。
当記事が新たなキャリアに向かって進む方のお役に立てば嬉しく思います。
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【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
転職エージェントとして約11年間、350名以上の方の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡ください。
☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆
キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)