こんにちは。
転職するときに、どの転職サイトに登録しようかって迷いませんか?
多くの方が参考にするのがランキングサイトではないでしょうか。
このランキングサイト、真実味はどうなんだろう?と思いませんか。
結論を先に書くと「ランキングサイトを信用し転職サイトは選ぶな」ということになります。
私は薬剤師の転職エージェントで11年間働いていて、自社サイトの運営も行っておりました。
実際に薬剤師のランキングサイトや口コミサイトとやりとりした経験があり、そこで真実を知りました。
私が「ランキングサイトを信用し転職サイトを選ぶな」と思う理由をこの記事で説明していきたいと思います。
この記事は以下のような方に向けて書いていきますね。
・転職のランキングサイトの真実を知りたい方
・転職サイトの口コミに疑問を頂いている方
・転職エージェントの良い選び方を知りたい方
・転職エージェントで嫌な思いをした方
・自分にとってベストな転職を実現したいとお考えの方
この記事の目次です⇊
<この記事を書いている人>
◆医療系転職エージェント歴11年、自らも転職を5回経験。
◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。
◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。
◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。
◆ココナラ有料サービス販売実績41件、評価5.0。
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【転職サイトは選ぶな!】薬剤師ランキングサイトの真実
私は薬剤師の転職エージェントで11年間働いています。
自社サイトの運営担当をしているので、実際にランキングサイトから「おたくのサイトを載せませんか?」と依頼を受けました。
そこから得た情報と経験で、転職ランキングサイト3つの真実をお伝えします。
真実1‐取材は一切ない
掲載にあたり、取材は一切ありませんでした。
サイトに載せている内容をそのまま拝借され、ライターさんが文章を作っていると思われます。
順位をつけてサイト訪問者へおすすめするのであれば、取材やアンケートが送られ、その回答により順位付けされるべきかと思います。
しかし、そのようなことは一切ありませんでした。
転職する際に、ランキングサイトを信用して転職エージェントに登録する方は多数いると思います。
それは、自分のキャリアを左右する大きな選択をすることと同じです。
しっかり取材をして裏付けをもったうえで評価や順位をつけてほしい。
転職のランキングサイト側にはそう切に願いたいものです。
真実2‐順位は支払う広告料金により決定される
ランキングサイトはアフィリエイトサイトとほぼ同じだということを認識しましょう。
掲載する転職エージェントから広告料をもらっています。そして、その広告料金が高いほど上位にランキングされるのです。
ランキングサイトを見ると、大手転職エージェントが上位を占めているケースが多いですよね。
なぜでしょうか?大手転職エージェントの方が広告費を多く出せるからです。
薬剤師の転職エージェントを11年やっておりますが、会社の規模と転職エージェントの質の高さは全く関係ありません。
断言してもよいと思っています。
転職エージェントの質が会社規模の大きさに左右されることはありません。
では、何が質を左右するんでしょうか?それは後半に書きますね。
真実3‐評価の点数は適当
転職のランキングサイトによっては、個別の項目で転職エージェントを評価している場合があります。
一例をあげますと「サポート力」「レスポンスの早さ」「コンサルタントの対応力」などに点数やコメントをつけているケースが見られました。
はっきりいいます、これらの点数や評価には何の根拠もありません。全て適当です。
そもそも「レスポンスの早さ」「コンサルタントの対応力」などは、個人の力量に負うところが大きい内容ですよね。
どうやって判断しているのでしょうか??
仮に素晴らしいエージェントが一人いたとしても、他のエージェントも全てそうであるという保証はないわけです。
なかには、求人数、どのような求人(薬局、病院、企業、治験など)を扱っているかなど、客観的な情報だけを載せている薬剤師の転職ランキングサイトもあります。
むしろ、こちらのほうが良心的ともいえますよね。
重ねていいますが、順位は広告費の大小で決まっているので全くあてになりません。
まとめると、転職ランキングサイトは、サイトへアクセスを集め登録してもらうことで広告価値が上がるので、その点のみが大事な部分です。
順位も、評価も全てあてにしてはいけません。
【転職サイトは選ぶな!】薬剤師転職エージェントの見分け方
とはいえ、転職ランキングサイトには多数の転職エージェントが載っており、多くの情報を得られるのも事実です。
順位や評価を当てにしてはいけませんが、選択のファーストステップとして、いくつか気にある会社をピックアップするのはよいと思っています。
そこで、転職エージェントの良し悪しとは何によって決まるのでしょうか?
私がもし選ぶとしたら基準にする3つのポイントをお伝えします。
転職エージェントの見分け方1-会社の方針
ご存じでしょうか?
転職エージェントは求職者が転職して初めて売り上げが上がる仕組みになっていることを。
この事実から、転職エージェントは「転職させる」ほうに常にバイアスがかかっていることを忘れないようにしましょう。
個々の転職エージェントは会社からノルマを課され、それを達成するために血眼になってマッチングに明け暮れています。
当然会社も売上達成のために厳しくエージェントを詰めます。
これはどこの会社も同じように思いますが、詰め方に温度差があります。
私は求職者さんから直接以下のような事例を聞きました。
嘘の情報を知らされ面接にいかされました。
求人票も案内されていない段階でいきなり面接日を提示され、強引に面接を設定されました。
会社の方針が売り上げ至上主義の場合、転職エージェントがよほど強い意志を持っていない限り強引な手法に走るケースが出てきます。
残念ながら、そこにはサイトに踊っている「求職者に寄り添った支援」などは一切存在しません。
では、会社の方針をどのように知ればよいのでしょうか?
実際にそのエージェントを利用した人からどうだったか?を聞くのが一番でしょう。
周りに転職エージェントを利用した人がいない場合は、担当するエージェントの進め方を自らの感覚で判断するのが大切です。
ヒアリングや求人紹介が不十分なまま面接を勧めてくるエージェントは危険信号です。
転職エージェントの見分け方2-エージェント個人の知識経験
個々の転職エージェントの知識、経験はマッチングの質に関わってきます。
業界経験が浅く知識に乏しいエージェントの場合、企業の内部情報に精通していないので「条件マッチング」に終始するしかありません。
業界が長いエージェントの場合、企業の内部情報にも詳しく、エリアの転職事情にも精通しています。
希望の条件で転職するべきかどうか、企業の良し悪しの「ホントのところ」まで教えてくれるケースが多いので、入社した後のミスマッチを防げる可能性が上がります。
また、残業のカウント方法や有給休暇付与の規定などは、行き違いがあり入社後に揉めるケースが多い項目です。
こういった項目は、労働法関連に明るいエージェントなら、事前に質問すれば確認し、自分の知識も交えたうえでしっかり答えてくれます。
質問しても答えがあいまいだったり、適当に言いくるめてくるようなエージェントは要注意です。
入社させ売り上げを上げることしか考えていない可能性大です!
転職エージェントの知識経験を確かめる方法は、自分が気になることを実際に質問してみて、受け答えから判断するのがよいですね。
転職エージェントの見分け方3-エージェント個人の仕事への信念
最後はエージェント個人の仕事への信念です。
転職エージェントのタイプには大きく2パターンあると思っています。
タイプ①とにかく数字達成が全てと考えるタイプ
タイプ②1件1件の支援が結果として数字につながると考えるタイプ
私は完全に②のタイプで、会社から課せられる売り上げ目標はあまり気にせず、目の前の求職者の支援だけに集中していました。
求職者の人数が十分にいて、途中で離脱されないように個々の対応をしっかり行っていれば自然と売り上げはついてくると考えていて、実際その通りになっていました。
①のタイプは営業のモチベーションは高いといえるかもしれませんが、人を売り上げのタネとしか見ない傾向があります。
仕事の進め方が雑になるきらいもあります。
実際このタイプは、入社後にその方が短期で辞めてしまったり、クレームも多い傾向。
転職エージェントの人材紹介にかける信念…これは見分けるのが難しいですね。
見分ける方法として、必ず面談は行っていただきたいです。
面談の際に話をしっかり聞いてくれるか、キャリア全体について相談に乗ってくれるか、無理に応募をすすめてこないか、この辺で総合的に判断するのがよいと思います。
薬剤師転職エージェントの選び方-3つのポイント
転職エージェントは選ぶな!とはいっても、たくさんある中でどこに登録するかは迷いますよね。
11年間エージェントとして働き、内部から業界をみてきました。
失敗しない転職エージェントの選び方を3つご紹介します。
1‐知り合いの紹介で登録する
これが一番確実です。
実際に利用した知り合いがいたら、その人がおすすめする転職エージェントへ登録しましょう。
できれば、エージェントを指名して登録すれば間違いありません。
自分が信頼する友人であれば、あなたにいい加減なエージェントをおすすめするはずがないですよね。
薬剤師の場合、薬科大の同期へ連絡をとり相談してみる、ということも検討してみましょう。
2-面談でフィーリングを確かめる
面談は必須だと思っています。
昨今はオンライン面談も可能ですが、やはり直接対面で行うのとでは得られる情報量が異なります。
よって、できれば対面をおすすめします。
求職者さんの中には、電話面談だけ行い求人をメールしてほしい、という方がいますが、、、
そのようなエージェントの使い方はあまりおすすめできません。転職エージェントのモチベーションもあがらないのが本当のところです。
先ほども書いた転職エージェントの知識経験、信念を感じ、自分とのフィーリングを確かめましょう。
「この人なら一生懸命やってくれそうだ」という感覚を得たら、信じて任せてみるのがおすすめです。
3-何社か面談し比較してみる
初めは2~3社に登録し面談を行い、比較するのがよいと思います。
面談には時間や手間暇がかかりますが、この手間は惜しまないようにしましょう。
転職は人生の大事なターニングポイントです。
その大事なターニングポイントに並走してくれるパートナーを探す気持ちで、ここはしっかり時間をかけて転職エージェントに会いにいきましょう。
面談後は、信頼できるエージェント1社に絞り任せることをおすすめしています。
なぜでしょうか?
今度は転職エージェント側の心理に立ってみましょう。
転職エージェントは転職が決まって初めて売り上げが上がる仕事だと書きました。
転職エージェントは、何社か並行して利用している求職者より、自身のところだけを信頼して利用してくれる求職者を、優先順位を上げ支援したいと思うものです。
転職エージェントのモチベーションを上げるためにも、2~3社面談を行い比較した後は、どこか1社に絞り支援をお願いしましょう。
途中で違うな…と感じた場合支援の中断はいつでもできますので!
~まとめ~薬剤師の転職サイトは選ぶな!
当記事からお伝えしたいことをまとめます。
1、転職のランキングサイトの評価は適当である。取材などをして評価しているわけではない。
2、転職のランキングサイトの順位は広告費の大小で決まる。よって、広告費を多く使える大手エージェントが上位にくる。
3、転職エージェントを見分けるポイントは、会社方針、エージェントの知識経験、仕事への信念。
4、転職エージェントは転職して初めて売り上げが上がるので、常に転職させる方へバイアスが向いている。
5、転職エージェントを選ぶポイントは、知り合いの紹介、面談してフィーリングを確かめる、数社比較して1社に任せるの3点。
当記事が新たなキャリアに向かって進む方のお役に立てば嬉しく思います。
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【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
医療系転職エージェントで約11年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ
い。
☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆
キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)