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【やばい会社 あるある5選】現役転職エージェントが解説!

 

こんにちは。

キャリアコンサルタントの

「キャリア応援隊長」です。

 

転職活動において最も避けたいのが、

やばい会社(いわゆるブラック企業)

へ入社してしまうこと。

 

長時間労働、パワハラ、過剰なノルマなど、

心身を蝕む職場環境にいることは

キャリアにとって大きなマイナス。

 

本記事では、

転職エージェント歴14年のキャリア応援隊長が、

「やばい会社あるある」から、未然に入社を

防ぐポイントを解説します。

 

この記事は、以下のような方のお役に立ちます。

・これから就職・転職活動をしようと考えている方

・過去にやばい会社へ入社し、繰り返したくないと思っている方

・働いている会社がやばい会社かどうか知りたい方

 
 

<この記事を書いている人>

◆医療系転職エージェント歴14年目、自らも転職を7回経験。

◆1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。

◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。

◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。

◆国家資格キャリアコンサルタントを保有。

 

※キャリアコンサルタントって何?と思った方はコチラの記事もおすすめ⇊

www.careerconsultant.me

 

【やばい会社 あるある】5つのパターン

 

やばい会社には共通してみられる

パターンがあります。

 

そのパターンを理解していないと、自分が

やばい会社へ興味を持っていることすら

理解できない場合もあります。

 

転職エージェントとして働く14年間の間

に見てきた、やばい会社あるあるを5つ

解説します。

 

1、労働条件通知書を作る気が無い

 

内定を頂く際に「労働条件通知書」

の提示を依頼すると、「うちにはありません」

と回答される企業があります。

 

労働条件通知書は、労働基準法第15条に基づき、

入社前に、企業が労働者へ労働条件を明示する

ために義務化されている書類です。

 

「うちにはありません」と言われたときは、

我々エージェント側が用意した書面へ、

労働条件を記載してもらい提示します。

 

問題は、企業側が用意していない理由です。

 

代表者が「法的なことへの興味が薄い」方で

あることが懸念されます。間違いなくやばい

会社あるあるの典型的パターンです。

 

一事が万事。

本来やるべきことをはしょっている企業は、

入社後に他の部分でも食い違いが発生し、

トラブルになることが多い。

 

エージェントとしても、このような企業は

紹介する際に注意を払うようにしています。

 

2、労働時間管理があいまい

 

労働時間管理があいまいな企業へ入社

した場合、かなりの確率で揉めること

が予想されます。

 

見るべきポイントは2つあります。

所定労働時間の管理と、時間外の取り扱いです。

 

9時‐18時、月‐金5日で就業している

場合は明確です。

 

変形労働制などが適用される

小売業や医療機関などへ転職する

場合は注意が必要です。

 

どこまでが給与に含まれる労働時間なのか。

どこを超えると時間外の取り扱いになるのか。

 

また、固定残業代が月給へ含まれている場合は、

一定の時間までの時間外手当は支払われない

こととなります。

(例:月20時間分の固定残業代が含まれる場合、

時間外が支払われるのは21時間目から。)

 

労働条件通知書へ労働時間管理の方法、

時間外の取り扱いの記載が無い場合は、

必ず確認するようにしてください。

 

そもそも、記載の無い時点で

やばい会社あるあるですが、、、

 

転職エージェントを介している場合、

担当エージェントへ依頼すれば確認してくれます。

(確認を面倒くさがるエージェントは即刻利用を

中止してください。)

 

3、仕事が楽な割に高給与

 

需要と供給の理屈を

考えばわかることです。

 

早く帰れる、休みが多い、仕事が楽であれば

応募はたくさん来るので、高い給与を提示する

必要は本来無いのです。

 

しかし、楽に見える割には給料が高い、、、

そんな求人票を目にしてしまうとつい信じたく

なってしまうのも、人の性。

 

給料が高い仕事というのは、

大まかに3つのカテゴリに集約されます。

・高度な専門性を必要とし、独占業務がある仕事(医師、会計士など)

・一人当たりが生み出す付加価値が高い仕事(世界市場で展開するIT業種など)

・きついため人の定着が悪い仕事

 

なぜ給与が高いのか?を冷静に考え、

やばい会社を見分ける視点を身につけましょう。

 

4、社員の顔が暗い、挨拶が無い

 

企業によっては、入社を決断する前に

職場見学をさせてくれる場合があります。

 

もしその機会が得られるのあれば、

五感を研ぎ澄まし、働いている社員の

様子を観察する必要があります。

 

私の実体験として、30歳頃に転職した

ある会社の面接後、オフィスを覗かせて

もらったことがありました。

 

廊下をすれ違った社員は挨拶も無く、

表情もどことなく固く映り、不安を

覚えました。

 

入社してみるとその会社は、上下関係の

厳しい「軍隊のような社風」の企業である

ことがわかりました。

 

特に「顧問」が絶対的な権力を持ち、

逆らえない、抑圧的な雰囲気が充満し、

社員の息苦しさにつながっていたのです。

 

結局その会社は3年で退職。

理由は他にもあったのですが、

自分の感覚を信じる大切さを

学ぶ機会となりました。

 

5、現場が汚い、整理整頓されていない

 

やばい会社は例外なく、

職場が整理されていません。

 

私は医療職の転職支援を行っているので、

面接が働く現場で行われることが多く、

見学できることが多いです。

 

現場の清潔さや整理整頓がされている

かは大変気になります。以下のような

状況が見られた場合は要注意です。

【清潔さや整理整頓で要注意なケース】

・書類が散乱している、机に書類の山がある

・ゴミ箱があふれている

・休憩室が汚い

・身だしなみが自由すぎる

・やったらやりっぱなしになっている(元の場所へ戻されていない)

・壁に貼られた掲示物が曲がっている

・従業員が持ち込んだお菓子や飲み物が至るところに見られる

 

現場の環境は、働く人のモラルの程度を表します。

それを注意しない、組織マネジメントの問題も

見て取れます。

 

そのような現場の会社は業績も芳しくない

可能性が高いため、やばい会社に該当する

場合が多く注意が必要です。

 

 

 

やばい会社に見られがちだけど、そうとも言い切れない4つの点

 

続いて、やばい会社にありがちですが、

そうとも言い切れない点を4つ解説します。

 

1、いつも募集している

 

人の出入りの激しいやばい企業では?

と心配になりますよね。

 

常時求人情報を載せている企業には、

以下の理由も考えられます。

・会社が成長しているので、どんどん人を採用したい

・人員は充足しているが、良い人がいれば採用したい

・充足しているのに、広告が取り下げられていない

 

成功報酬制の転職エージェントからの採用の場合、

採用するまでは一切費用がかかりません。常時

求人を載せ続けている可能性も考えられます。

 

求人している背景を読むことが大切

ということです。

 

「いつも求人をしているから」という理由だけで

応募を見送るのは早計な場合もありえます。

 

信頼できる転職エージェントがいある場合は、

その企業について尋ねてみるのもよいでしょう。

 

2、固定残業時間が多い

 

固定残業代が入っている場合は、

実際の残業時間がどの程度か?

確認することが大切です。

 

固定残業代とは?

固定残業代制度とは、一定時間分の残業代を給与に含める制度。

その時間を超過した分は別途残業代の支給が必要です。

 

含める時間数は、月15~20時間程度が多いです。

営業や販売、医療職などに多い傾向です。

 

法的には、月45時間分まで含めることができるので、

マックスまで月給へ含める企業もあります。

 

その場合、月45時間残業をしても残業代は支給

されないのか…と不安に思いますよね。

 

45時間ただ働き!やばい企業あるあるじゃん!

といえないケースも実はあります。

 

企業から見た、固定残業代を含める意味を

考えると異なる側面も見えてきます。

 

提示給与額全体を上げたいがために、

固定残業代を「付加できる手当」として

含める場合もあります。

 

例えば、面接に来た方をどうしても採用したい。

しかし、今の給与テーブルでは応募者の希望額

に届かず、他の会社に行かれそう・・・

 

そんな時、「付加できる手当」として固定残業代

を設定し、給与額全体を底上げする。実際の

エージェント実務の中で割とあるケースです。

 

とはいえ、実際に残業の多い職場であれば、

月45時間までは手当は支給されないため、

働くモチベーションにも関わってきます。

 

結果やばい会社で働くことになりますので、

注意が必要です。

 

3、求人へ「アットホーム」などありふれた言葉が並んでいる

 

仕事を求める多くの方は、求人票の内容を

参考に応募を判断するかと思います。

 

「アットホーム」

「風通しがよい」

「優しい先輩が指導」

 

これらのようなありふれた文言が

並んでいる会社はやばい!と

言われたことはありませんか?

 

実際のところ、多数の求人を扱う

広告代理店や転職エージェントから

すると、

 

単に企業情報が足りないから、

広告を埋めるためにこれらの文言を

使用している場合も多かったりします。

 

実際、私も転職エージェントとして

日常的に求人作成を行っています。

 

時間効率を考えどんどん作成しないと

いけない事情もあり、ありきたりな

文言で埋めるケースは多いです。

 

企業特徴の説明や、掲載されている写真は

ダイレクトに情緒へ訴えきますが、

雇用条件、これから伸びていく業界なのか、

客観的に確認できる情報を第一に精査する

ことがやはり大切です。

 

4、Googleマップの口コミが悪い

 

求人への応募を迷っている求職者さんから、

「Googleマップの口コミ」が悪いので

やばい会社では…と相談されるケースが

ままあります。

 

自身が実際に見て、話して、感じて得た情報が

最も信用できることは忘れないでおきましょう。

 

口コミは一つの参考材料です。

拡大解釈して応募を取りやめるのは

もったいないといつも感じます。

 

口コミには、以下のような特徴があります。

・不快な思いをしたときほど口コミを書きやすい

・たまたま対応した従業員の質が悪かった場合がある

・同業他社などの嫌がらせの場合がある

 

小売店や医療機関など、不特定多数の

一般の方と接する職場の場合、たまたま

対応した従業員の質が悪いケースは考えられます。

 

従業員のモチベーションが下がっている理由が

職場環境であったり、従業員教育がなされていない

可能性も考えられますが、盲目的に口コミを信じ、

決断してしまうことは早計だと感じています。

 

【まとめ】やばい会社 あるあるを知り成功する転職を!

 

当記事の要点をまとめます。

 

・やばい会社を知ることは、「やばい会社あるある」を知ることから始まる。

 

・やばい会社を見分けるには、労働条件通知書を作成しない、労働時間管理があいまい、楽な割に高給、社員が暗い・挨拶が無い、職場が汚れているの5つのパターンに注意

 

・いつも募集していることや、固定残業時間が多いことだけで、やばい会社とはいえない場合もある

 

・「アットホームな職場」などのありふれた表現はやばい会社のサインではなく、単に際立った特徴が無いだけ

 

・Googleマップの口コミを鵜呑みにし応募しないのは早計である

 

この記事が、後悔の無い就職・転職を

目指す全ての方のお役に立てば幸いです。

 

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【この記事の執筆者】

キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)

医療系転職エージェントで約14年間、1,200名以上の相談件数、450名以上の転職支援に携わってまいりました。転職や仕事に役立つ情報を体験を交えて発信しています。

☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆

キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)

■保有資格等■

・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)

・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)

・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)

・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)