こんにちは。
キャリアコンサルタントの
「キャリア応援隊長」です。
キャリアコンサルタント資格はとったけども、
活かせる仕事が無い…
このような悩みをもつ方は多いですよね。
よく聞かれるのが、
「転職エージェントになれば
資格を活かせる?」
という質問です。
今回は、
現役転職エージェント歴13年の私が思う、
キャリアコンサルタントが転職エージェント
として働くときの「実際のトコロ」を解説します!
この記事は、以下のような方のお役に立ちます。
・キャリアコンサルタント資格を仕事で活かせていないと感じる方
・転職エージェントでキャリコン資格が活かせるか知りたい方
・転職エージェントの裏事情を知りたい方
この記事の目次です⇊
<この記事を書いている人>
◆医療系転職エージェント歴13年目、自らも転職を6回経験。
◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。
◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。
◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。
◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。
前回の記事はコチラ⇊
キャリアコンサルタントには本当に仕事が無いのか?
まずは、キャリアコンサルタント資格
を活かせる仕事を挙げてみましょう。
・転職エージェント
・採用代行会社の営業、コンサルタント
・企業人事、採用
・派遣会社の営業、コーディネーター
・組織コンサルタント
人材や組織に関わる部分でチャンスがありますが、
組織コンサルタントなどは、かなり専門的なスキル
が求められます。
資格を取得しただけで、実務経験が
無い状態でいきなり稼ぐのは、なかなか
難しいと言わざるを得ません
やりたい仕事に到達するためには?
キャリアコンサルタント資格を
仕事で活かす希望を実現するには、
段階を追ってキャリアアップして
ゆく方法があります。
1、ゴール設定→どのような業種・業界で最終的に
キャリアコンサルタント資格を活かしたいのかを明確にする
2、設定したゴールに到達するために、
未経験でも入りやすい仕事を探してみる
3、転職エージェント、派遣営業などは
比較的ハードルが低いので検討してみる
急がば回れですね。
では、キャリアコンサルタント資格者が
転職エージェントで働いた実際の
トコロをお伝えします。
キャリアコンサルタントが転職エージェントをやってみた感想
私が13年間転職エージェントをやってみて思う、
活かせる部分、活かせない部分をそれぞれ解説します。
キャリコン資格を活かせる部分
キャリアコンサルタント資格を活かせているな、
と思うのは以下のような部分です。
・傾聴力
・感情の反映、要約
・共感、肯定する姿勢
・上記スキルを活かしたラポール形成
・労働法規、社会保険等の知識
一言でいえば、紹介面談時の関係構築
にキャリコン資格取得で学んだことは
大いに活かせます。
特に求職者とのラポール形成には、
傾聴し、共感する、褒める(肯定する)
などのスキルは効果を発揮します。
また、「要約」は大きな武器になります。
私は会話の中で「一旦整理しますね」
という言葉は自然に出てきますが、周囲の
コンサルタントを見ていて、言えてる人は
以外に少ないと感じます。
「要約」により、自分の話が正確に伝わっている
という安心感を与えるだけでなく、プロっぼい
印象も与えているのではないかと分析しています。
労働法規、社会保険等の知識は必要です。
転職支援をする中で、休日や労働時間、
退職法規、社会保険加入要件、扶養範囲内
の要件などは頻繁に関わってきます。
これらの知識は、キャリコン資格取得後
自ら勉強し、最新知識を入れておくことが
大事です。
キャリコン資格を活かせていない部分
続いて、キャリコン資格を活かせていないと
感じる部分です。
・キャリア理論
・具体的展開力(問題の把握、施策の実施)
・アセスメント
キャリア理論は、意外に思うかもしれません。
初回面談をしていて、
「キャリアアンカーが明確でないな」
「ライフロールの整理が必要だな」
など、問題点の把握には役立ちます。
そこから、キャリア理論をベースにした
施策の実施まで行くケースは稀なのです。
せっかくキャリアコンサルタント
資格を取ったのだから、
キャリア課題の解決に携わりたい!
という強い思いを持つ人は、
ジレンマを感じる部分です。
アセスメントも同様に、実施する機会は
ほぼありません。
実施してみたいなぁ…と感じる
人は多く出会いますが、向こうの方に
そのニーズがそもそもありません。
キャリアコンサルタント資格が活かせない根本的理由
ここまでを一旦整理します。
キャリコンサルタント資格が、
転職エージェントの仕事で活かせない
根本的理由があります。
それは、
求職者ニーズがキャリア課題の解決にでは
無く、条件の良い求人の紹介にあることが
圧倒的に多いからです。
ヒアリングを実施し、ラポールを形成する
までは一緒です。
この先のゴールが異なります。
転職エージェントの場合は、求人を紹介し、
面接承諾をもらい、転職してもらうことが
ゴールになるのです。
こんなキャリコンは転職エージェントをやるな!
キャリアコンサルティングと転職
エージェントはゴールが異なると
書きました。
以下に当てはまる方は、転職エージェントで
働くことをお勧めしません。お勧めしない
理由も書きますね。
・残業や休日出勤はしたくない
→相手の生活に合わせてコンタクトしないと、
競合他社に求職者を取られます。
・求職者全員を公平に、精一杯支援したい
→転職が決まりやすい人、決まりにくい人で
優先順位付けが必須。
・売上より、寄り添った支援が何より大切だ
→寄り添った支援をしても売上が上がらなければ
ご飯は食べれません。
・受容が大切。こちらから誘導するなんてもってのほか
→時には誘導したり、押すことも必要。待っている
だけでは競合他社が先に進めてしまう。
転職エージェントに興味がある
キャリアコンサルタントの方は、
ご自身の「キャリアアンカー」と上記内容を
照らし合わせ、考えてみてください。
【まとめ】キャリアコンサルタントは仕事がない?【失敗しないキャリコンの仕事選び】
当記事の要点をまとめます。
・キャリアコンサルタント資格を活かせる仕事は様々あるが、
最終ゴールを定めて仕事選びをすることが大切
・最終ゴールが定まったら、未経験でも転職しやすい
転職エージェントや、派遣営業などから踏み出すのもアリ
・キャリコンサルティングと転職エージェントの仕事
ではゴールが異なる
・ゴールが異なることで、キャリアコンサルタント資格
を活かせない部分があることを理解することが重要
この記事が、キャリアコンサルタント資格を
取ったけども仕事が無い、とお悩みの方に
有益な情報となれば幸いです。
こんな記事も書いています⇊
【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
医療系転職エージェントで約12年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ
い。
☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆
キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)