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やりがい転職では年収を落とすべきか?異業種転職で絶対に考えるべき1つのこと。

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この記事は、

・異業種や異業界への転職を考えている方

・年収を下げてでも転職に踏み切るか悩んでいる方

へ役に立つ記事です。

 

転職をする目的は

人によりいろいろですよね。

 

・労働環境をよくするため

・年収を上げるため

・やりたい仕事に就くため

 

この中で、やりたい仕事に就くための転職では、

年収が思い通りにならないこともあります。

 

夢ややりがいを求めた転職では

年収を下げることが当たり前

なのでしょうか?

 

二つの意見と、私の経験から、

考察したいと思います。

 

この記事の目次です⇊

 

やりがいを求める人材は期待値が高い?

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以下の記事では、

夢や、やりがいを求めるキャリアチェンジでも、

収入を妥協すべきではないと説いています。

diamond.jp

 

この記事ではジャイアンツ

菅野投手のメジャー移籍断念を

取り上げています。

 

夢や、やりがいを求めてチャレンジングな

環境に飛び込む人材こそ、

むしろ成果への期待値が高い。

 

夢の実現という名のもとに限られた待遇で

我慢しろというのは、

労働者の搾取であると筆者は語ります。

 

過去の選手の例を上げ、

待遇を妥協してでも

メジャーへ挑戦するべきでは?

という意見もあったようですが、

菅野選手自身は、

 

「ポスティングという形で行くのなら、どんな条件でも行けという意見もありますが、それはその人の見解」

「判断するのは僕であって、僕の人生なので」

 

と語っています。

しっかりとした自分軸

を感じる言葉です。

 

この記事のポイントは、

人材のポテンシャル、やる気に

注目している点です。

 

例えば、業界の経験者で一定の

パフォーマンスは見込める。

しかし、成長意欲が感じられない、

限られた仕事しかしない人よりも、

 

未経験でもやる気に満ち溢れている人材の方が、

中長期的にはみればよいパフォーマンスを残す

可能性は高い。

 

それをパフォーマンスの「期待値」

ととらえ、年収にも反映すべき

と書いています。

 

問題なのは、

その期待値を測ることが難しい部分でしょう。

 

年収を妥協しない人材は覚悟が足りない?

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対して、識学の安藤社長は

逆のことを言っています。

 

識学、安藤社長の本を取り上げた過去記事です⇊

www.careerconsultant.me

 

識学では、

中途入社する社員に対して、

「前職の給料の2割以上減」を

提示しているそうです。

 

給料を目的に入ってきてほしくないことが

理由とのことです。

 

識学自体が人と会社を成長させる

マネジメントメソッドを提供している

企業です。

 

社員が圧倒的に成長できる環境であり、

そこに自信を持っていることが

背景にあると考えられます。

 

~私の実体験~年収300万円なら内定!

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過去記事にも書いていますが、

私は20代後半から33歳くらいまで、

短期間での転職を2度経験しました。

 

キャリア選択に迷っている方はお読みください⇊

www.careerconsultant.me

www.careerconsultant.me

 

そこから気づきがあり、

人材紹介業界への転職を目指し転職活動。

今でも忘れられない経験をしました。

 

ある人材紹介会社へ面接にいったときのこと。

 

自分をよく見せようとつくろい、

表面的な受け答えをする私の面接に

面接官である社長は喝破しました。

 

私の弱さ、

それを隠して潜り込もうとする

偽りの姿を社長は見抜いていたと思うのです。

 

鎧をはがされ丸裸にされた私は、

「自分をつくる必要はないんだ」

と気づき、肩の荷が下りた気がしました。

 

その場で、涙があふれでてきました。

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その姿を見た社長にも感じるところがあったのか、

年俸300万円でくる覚悟があるのであればと

内定が出ました。

 

その時点で営業経験7年。

年俸300万円は前職、前々職と比較しても

かなり安い金額でした。

 

しかし、

人材業界へは初めての転職です。

 

私は帰りの道すがら、

「お金じゃない」

「あの社長についていこう」

とすがすがしい気持ちで歩いていたことを

記憶しています。

 

しかしその後、内定受諾の返事をしましたが、

仮の内定であると待たされたこともあり、

結局その会社の内定は辞退しました。

 

その後縁あって現在の会社へ入社しますが、

もしあのとき、年俸300万円で入社していたら

どうなっていただろうか。

 

当時すでに子供が一人いた状況で、

年俸300万円では生活がかなり苦しかったはず。

仕事に集中できたかどうか。

 

今となっては、「たられば」ですが。

 

まとめ~異業種転職で絶対に考えてほしい1つのこと~

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夢や、やりがいを追いかける転職をするとき、

年収に対する2つの考え方を改めてまとめます。

 

1、夢ややりがいを追うために入社する人材の方が

パフォーマンスへの「期待値」が高い。

限られた待遇で我慢を強いることは労働者の搾取である。

 

2、中途採用者へは前職年収より2割以上低い条件を

提示している。理由は、お金目的ではなく、

成長したいという気持ちをもつ人材を採用するためである。

 

皆さんはどう考えますか?

 

菅野選手の場合、日本のプロ野球界で実績を残した

という背景があります。

 

一般的なサラリーマンの

転職で考えたときは、

2のパターンが多いのではないかと思います。

 

ただし、年収を下げて転職する場合は、

 

1、ある程度余裕が持てる最低ラインの収入をキープできるか

2、入社後のキャリアステップを明確にイメージしているか

 

以上の2点は大事にしてほしい部分です。

 

特に、スタートの時点で収入を妥協するということは、

入社後に得られたスキルを元にして

将来的に高い年収が稼げなければ意味がない

ともいえます。

 

私の経験上、

短期的な年収にこだわり選択肢が

狭まってしまうのなら、

 

年収を妥協する人生フェーズが

あってもよいのではと思います。

 

ただし、 

 

長期的にみて、

何を身につけ、

何で食べていきたいのか。

 

その会社へ入社した後のキャリアプランが

頭の中にあること。

 

そこが重要だと思います。

 

 

 

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