実際のところ、キャリアコンサルタントは食べていけるのか?
前回の続きです。
資格を取っただけでは、食べることが難しいと書きましたが、
それでも食べている人もいる。
では、その人達はどうやって食べているのか?
キャリアコンサルタントをきっかけと捉える。
キャリアコンサルタント資格の取得を、
勉強のきっかけと捉えること。
そして、いま行っている仕事を補完する資格と捉えること。
なんだ、結局ダメなのか?
そうです、資格で食えるかは取った人の考え方と、その後の努力次第。
例えば、私の仕事である人材紹介。
求職者との面談スキルには、
マイクロカウンセリング技術や、
キャリア理論は多いに役立ちます。
自分自身の営業数字を残すことはもちろん、
転職支援会社の営業向けコンサルも可能でしょう。
また、最近やや落ち着いてしまいましたが、
セルフキャリアドック導入支援コンサルなども可能性があります。
自分の生業や得意なことと結びつける、
勉強で、専門家を目指す。
個人的には、セルフキャリアドックはもっと導入されて良いと思っています。
日本の中小企業には、キャリア形成制度など、ほとんど存在しません。
ただ、従業員のモチベーションを高めるには重要な仕組みです。
経営者に対して、導入メリットを如何に感じさせるかがポイント。
それには、キャリコン自身の勉強と実践経験が不可欠です。
そして、来年4月からはいよいよ働き方改革が始まる。
キャリコンが活躍するチャンスも増えます。
「千里の道も一歩から」
年の瀬に、自らを奮い立たせる意味を込めて、
この言葉を締めとさせていただきます。
以上