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【現役転職エージェントが解説】最近「お!」と思った面接質問

 

こんにちは。

キャリアコンサルタントの「キャリア応援隊長」です。

 

転職活動の面接って、何度やっても難しいですよね。

 

特に、どういった質問をされるのかは会社によっても違いますし、

準備が難しいポイントです。

 

今回は先日同席させていただいた面接のなかで、

「お!」と思った質問への答え方について解説します。

 

質問の意図、良い回答の仕方やNG例も書きますので、転職活動中の方はぜひ

最後までお読みください。

 

この記事は、以下のような方に役立ちます。

 

・転職活動中の方

・転職の面接が苦手な方

・面接の質問への回答で失敗してしまった方

 

それでは内容に入っていきましょう。
 
 

<この記事を書いている人>

◆医療系転職エージェント歴12年、自らも転職を6回経験。

◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。

◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。

◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。

◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。

 

前回の記事はコチラ⇊

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面接の質問①「転職の軸は?」

定番の質問ですが、「やっぱり聞くんだ!」と思ったので

あげさせていただきました。

 

・質問の意図:入社後ミスマッチ防止。採用側が重視している軸と、応募者が重視して

いる軸に重なりがあるかの確認

・良い回答の仕方:自分が重視している軸は率直に答えつつ、採用側ニーズに寄せた答

えにする

・NG回答:採用側の軸を無視して、自分の軸をストレートに伝えてしまう

 

例で解説します。

急速に売り上げが伸びているスタートアップの面接を受けるとしましょう。

 

採用側の軸は、会社の成長に合わせバリバリ働いてくれる人を想定している場合が多い

と思われます。自分で判断して動ける能動性も求められます。

 

こういった場合に、有給休暇がしっかり取れる、残業は少なめでワークライフバランス

を重視したい、と答えることは採用側の軸とずれる可能性が高いです。

 

とはいえ、疲弊するのも怖い・・・というのは正直な気持ちですよね。

こういった場合、答える順番が重要です。

 

採用側の軸に沿った答え→自分の軸を伝える→再度採用側の軸に沿った答え(意欲を見

せる)

 

上記の答え方をサンドウィッチ方式と言います。

 

自分軸の答えを、採用側の軸で挟む答え方です。

こうすれば、自分の軸は伝えつつ、相手の軸にずれることもなく、

前向きな印象を与えることができます。

 

スタートアップ面接であれば、以下のような回答例が参考になります。

 

「急速に成長している貴社〇〇のサービス販売を通じて、多くの方の生活を便利にしたい。成長スピードの速い貴社で早期にマネジメント職を目指したい」※採用側軸

「働くときと休むときのメリハリも大事に思っている」※自分軸

「しっかり休息もとることで仕事の質を上げ、全力で仕事に取組みます。よろしくお願いします!」※採用側軸

 

いかがでしょうか?

特に、最後を前向きに答えることは他の質問でも応用が効く鉄則です

 

ぜひ覚えておきましょう。

 

面接の質問②「社内コミュニケーションで気を付けていることは?」



この質問は「お?」と思いました。

 

なぜなら、コミュニケーション能力についての質問は、圧倒的に社外(お客さん)に

対してが多いからです。

 

・質問の意図:協調性があるか、トラブルを起こさない人物かを見ている

・良い回答の仕方:周囲の意見を受け入れる柔軟性があり、明るく積極的な印象を与え

る答え

・NG回答:自己主張が強い、単独行動が好きと思われてしまうような答え

 

数多くの転職面接に同席してきて断言できることがあります。

 

採用担当者のほぼ全員が採用を絶対避けたい人物像は、社内の和を乱す人に他なりませ

ん。例え突出した仕事の能力があっても、です。

 

社内の和を乱す人を採用してしまうと、その人の振る舞いのせいで既に活躍している社

員が辞めてしまう。これは絶対に避けたいことなのです。

 

この質問は、応募者の性格や、コミュニケーションの傾向を測る質問です。

受け答えには慎重さが求められます。

 

絶対に避けたいのは、自分勝手な人と思われることです。

 

「正しいと思ったことは曲げずに主張し続けます」

「仕事はスピードが大事なので、相談せずにまずはやってみます」

「独自のやり方で結果を残してきたので、部下にも同じやり方を徹底します」

 

これらの回答は採用担当者を不安にさせます。

 

会社は色々な人の集まりです。

100人いれば100通りの考え方や性格があります。

お互いを尊重しながら、同じ目標に向かって進むことが大事です。

 

会社は個人の考え方と会社の目指すものとの絶妙なバランスで成り立っています。

それを大きく狂わす危険性のある人は、採用したくないのです。

 

良い答え方のポイントは2つあります。

 

1つ目は、協調性と周囲への気配りを表すことです。

 

会社は多様な人の集まりである以上、個人の考えを常に押し通すことはできませんし、

するべきではありません。

 

周囲の意見に配慮しつつ、自分の意見もしっかりと伝え、まずは全体最適をさぐるよう

なコミュニケーションがよいでしょう。

 

ただし、組織が誤った方向に進んでいるときなど、強く主張することが必要なときも

かもしれません。

 

そういったときも一人でただ吠えるのではなく、周囲と話ながら、理解者を増やしてい

くことが大事です。

 

2つ目は、明るさと積極性です。

 

コミュニケーションをうまくいかせる最大のコツだと思っています。

常に率先して明るさを発信している人は憎めないし、敵対したくないですよね?

 

だから、結果として自分の意見も通りやすくなるのです。

 

自分から笑顔で挨拶する

積極的に褒めて賞賛する

フォードバックを素早く行う

 

日々のちょっとした行動が大事ですね。既にされている方はそのまま答えればよいで

す。今できていないな、と思う方は、行うよう心がけています、と答えれば問題ありま

せん。

 

面接の質問③「ストレス解消法は?」

 

そこそこ出る質問ですが、何もやっていない人は答えに困る質問です。

 

・質問の意図:メンタルの強さ、社交性を見ている

・良い回答の仕方:運動や外部の人との交流は印象が良い。マニアックな趣味もかえっ

て話が弾む場合がありマイナスではない

・NG回答:特になし、ストレスは抱えません、飲酒やギャンブルです、などの答え

 

この質問は、人間はストレスを抱えるものである、という前提に立ってされています。

それをどう解消して、仕事に前向きに取り組めるような自己コントールを行っているの

かを確認しています。

 

無理して「ストレスは抱えません!」などど答える必要はありません。

会話もそこで終わってしまいますよね。

 

運動やスポーツの答えは、やはり印象が良いと思います。

 

汗をかく清々しさ、健康的な印象を与えます。団体競技の場合、社交的な印象も持たれ

ます。頻度は問わないので、行っているものがあればぜひ答えるべきです。

 

なにもやっていない人は、「これから〇〇をやってみたいと思っている」と

答えるのよいですね。

 

マニアックな趣味なども、話が弾む効果を生み出しプラスになる場合があります。

 

実際に私が過去に答えた内容ですが、ストレス解消は料理で、得意料理はパスタと答え

ました。更に隠し味にカレー粉を使っていますと答えると、一気に面接の場が和んだこ

とがありました。

 

その会社へ入社後、面接官だった上司からは、「あの答えおもしろかったよ~」と幾度

も言われたのを覚えています。

 

お酒が好きな方はつい「毎晩の晩酌です」といいたくなりますが、ここは注意が必要で

す。お酒に逃げる=メンタルの弱さと捉えられてしまう危険性があるかです。

 

「お酒は飲みますか?」聞かれることがありますが、毎晩飲んでいる方でもたしなむ程

度、と答えておくのが無難でしょう。

 

転職面接で印象良く答えるコツとは?



転職面接での受け答え全般にいえるコツを、4つあげてみたいと思います。

 

1、事前に内容を考えておく

 

アドリブでいこう!などと考えてはいけません。

大抵まとまっていない、だらだとした受け答えになるのがオチです。

 

最低でも、志望動機、転職理由、自己PR、自己紹介くらいはかならず

内容を事前に考えておきましょう。

 

2、模擬面接を行っておく

 

模擬面接によって、本番の雰囲気に慣れておくことも大事です。

 

受け答えを練習しておくことはもちろん、自分の話し方の癖や、目線、身体の動きなど

は自分では気づきにくいものです。

 

第三者に見てもらうことで、事前に改善ができます。

 

私が実際に模擬面接の相手をした際、最初と最後の方を比較し劇的に良くなった方は

大勢います。

 

できれば自分の話し方を録画or録音して、自ら振り返ると更に効果があります。

最近ではオンラインでも気軽にできますので、相手を探してみましょう。

 

模擬面接に関連する記事はコチラ⇊

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3、ネガティブな内容を隠さない

 

「ネガティブな内容で前職を退職したんですが、伝えるべきでしょうか?」

 

これは本当によく尋ねられます。

 

私はこの場合はいつも「隠す必要はありませんが、前向きな内容に転換しましょう」

と答えています。

 

ネガティブな退職理由を伝える場合のコツがあります。

 

① 隠さず伝える

② それを経て学んだ教訓や、反省した面を伝える

③ 転職したらどのように活かすかを伝える

 

ポイントは謙虚さと、それを経て学んだ面を伝え、転職後の仕事にどう活かすに転換

することです。

 

ただし、ネガティブな内容による場合もあります。

迷う場合は知人や転職エージェントへ相談し、意見を求めてみましょう。

 

4、質問から脱線しない

 

これは話が得意な方でもよくあることです。

 

特に、自分にとって話す内容が豊富にある質問に限って、起こりがちです。

 

相手が聞きたいことは何なのか?をはずさないようにしましょう。

長々と答えながら、質問の答えがそこには無い、、、といようにならないように。

 

コツは、結論から答えることです。

 

結論→その理由、の順番で話せば、相手が期待する応えからそうそうずれることはあり

ません。

 

【まとめ】転職面接の質問にうまく対応するコツ

 

この記事でお伝えしたいことをまとめます。

 

1、最近面接に同席して「お?」と思った質問は、転職の軸は?社内コミュニケーショ

で気を付けていることは?ストレス解消法は?の3つ

 

2、受け答えは採用側の軸に沿った答えで、自分の軸を挟んで答える「サンドウィッチ

方式」がおすすめ

 

3、採用側は受け答えから、協調性があり、トラブルを起こさない人物かを見ている

 

4、受け答えの内容は事前に考えておき、できれば模擬面接を行う

 

5、ネガティブな退職理由は隠さなくてよい。それにより得た教訓を前向きな内容に転

換して答える

 

6、相手の質問の意図から脱線しないよう気を付ける。結論→理由の順番で答える

 

この記事が、転職活動中の皆様のお役に立てますと幸いです。

 

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【この記事の執筆者】

キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)

医療系転職エージェントで約12年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ

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キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)

■保有資格等■

・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)

・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)

・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)

・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)