こんにちは。
キャリアコンサルタントの「キャリア応援隊長」です。
外資系企業って、実際どうなの?
就職、転職の際に内資系企業の知識しかない方は、
実際のところを知りたいですよね。
私は、半年前に初めて外資系企業へ転職し、
外資系企業のなんたるかを初めて体感しました。
その経験から、
外資系企業に転職してはいけない人の
5つのタイプを解説します。
この記事は、以下のような方に役立ちます。
・外資系企業へ就職、転職しようか迷っている人
・自分が外資系企業に合っているかどうかを知りたい人
・内資系企業に合わないと感じている人
・これからのキャリアに悩んでいる人
この記事の目次です⇊
<この記事を書いている人>
◆医療系転職エージェント歴12年、自らも転職を6回経験。
◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。
◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。
◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。
◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。
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外資系企業に転職してはいけない5つのタイプ
自分にあてはまるパターンはいくつあるかな?
という視点で読んでみてください。
1、上に行けば楽できると思っている人
外資系はよく給料が高い、といいますよね。
実際入社してみて、そうだと思いました。
しかしそれは、給料分の責任を負うからであって、
上に行けば行くほど責任が増え、マネジメント範囲も広がります。
内資系企業だって同じじゃない?
と思うかもしれません。
だけど、国内企業には高い給料をもらっているけど、
あまり働いていないおじさん上司っていませんか??
外資系企業のマネージャーはとてもよく働く、
それは入社してほんと思いました。
その上司の働きをみているので、
メンバーのモチベーションは嫌でも上がります。
上司が働かないから、
真面目にやるのがアホらしくなってきた・・・
こんな風に考えている方は、
外資系への転職を検討してみるべきです。
ただし、マネージャーになるにはそれなりの覚悟が必要です。
土日も会議に駆り出される可能性があります・・・!
2、上司にNOという人
上司から落とされるミッションは絶対です。
できない理由を並べたり、
ワークライフバランスを過剰に重視し、
ミッションを避けようとする人は
外資へ行かないほうがいいですね。
落とされたミッションが大きなものであっても、
「これは現実的に無理です!」と言うことは
見ていて難しい。
達成するにはどうすればよいか?の思考から始まり、
施策を実行してPDCAを回すことが求められます。
私はそこそこ歴史のある内資系上場企業
に11年ほど在籍しました。
良くも悪くもゆるいところがあり、
達成のために血眼になって取り組まなくても、
なんとなく許されてしまう雰囲気がありました。
達成してもしなくても、給料があまり変わらない。
年功序列、上に気に入られ、引っ張り上げてもらうことが
出世のカギ、みたいな雰囲気。
やる気を失っている時期も長かったです。
ゆるいけど、追い立てられない内資系大企業・・・
上司ミッションは絶対だけど成長できる外資系・・・
あなたはどっちのタイプが合いますか?
3、見込みを正確に読めない人
これは実際に入社してみて驚きだった部分です。
私の会社では売り上げ見込みを正確に読むことが大事で、
見込みより上振れても、下振れてもいけないのです。
なぜでしょうか?
見込みを正確に読むことで、足りなければ
施策をうつことができ、PDCAを回すことが
できるからです。
2で上司からのミッションにNOと言えないと書きました。
とはいえ、できもしない目標に根性論で「やれ!」
みたいな感じはありません。
・見込みを正確に読む。
・目標にいくら足りないかを正確に把握する。
・施策を考える。
・施策を実施すればこれだけ上積みできると説明する。
このようなプロセスが求められるだけです。
ロジカルに物事を積み上げていきたい人には
外資系企業は向いていると思います。
4、目標に対して初めから諦める人
目標は常に高めに設定されるものですよね。
目標を提示されたときに、
「こんなの無理だ・・・」と
モチベーションが下がってしまう人は
絶対に外資に行ってはいけません。
私の上司は土曜日も働いていますが、
「課題解決が好き」と言っています。
設定された目標と現実とのギャップを埋めることを
「課題解決」と捉えているんですね。
高い目標に対して、施策を考えるのが好きで、
新たな取り組みを実施することに
ワクワク感を覚える人は外資向きです。
自分自身がどういうタイプなのか?
を知る方法として、過去同様の環境に
置かれたときどう感じたかを振り返りましょう。
ただ、人は置かれた環境により変わることもあります。
私自身、理不尽に思われる目標設定に対しては
反発していた過去がありますが、今は前向きに
考えられるようになりました。
「自分はこういうタイプだ」と決めつけずに、
固定化した考えを疑ってみることも大事です。
5、ミッション達成に向け柔軟な思考ができない人
ミッションに対して、
何が何でも達成するという気持ちで
臨むことが求められます。
従来行っていることの延長線上では達成不可能!
ということも出てきます。
その場合、従来の手法に頼らず、
足りない部分に何が必要なのか?という発想で、
やれることは何でもやる、という柔軟な発想が
必要です。
他部門や外部リソースを活用する必要も出てきます。
周囲を巻き込む力や、利害関係にない人に協力を依頼する
コミュニケーション能力があると役に立ちます。
とはいえ、施策を立案するのはマネージャーの仕事。
プレイヤークラスは落とされたミッションを確実に
こなすのが仕事です。
将来マネージャーになり年収もドカンと増やしたい!
と考えている方は、思考の柔軟性を鍛えておくと
良いと思います。
【結論】外資系に転職して良かったか?
では、私の結論はどうかというと、
外資系企業に転職して良かったと思っています
(今のところ。)
理由は2つあります。
上司(マネージャー)が年収相応の働きをし、
責任を負っているのが明確だから。
下で働く者は、納得感を持って働けます。
ただし、ワーカホリックな姿を見ているので、
自分がマネージャーなりたいかどうかは
迷う部分があるのは正直なところ・・・
どれくらいの年収をもらえるのか、
がマネージャーを目指すかどうかのポイントです。
もう一は、理不尽な詰め方をされない点です。
過去勤めた内資系企業では、月末の数字が足りないと
(現実的に到達できない数字なのに)
「やりきれ!」みたいな根性論の詰めを
され、疲弊したこともありました。
ミッション達成へのコミットメントは絶対ですが、
外資系の場合、
「いくら足りないのか」
「足りない分に対してどのような施策をうつのか」
「その施策でどれくらい上積みできるのか」
このような考えができれば、
理不尽に詰められることはありません。
私は自分が納得して働けることに重きを置いているので、
その点では毎日モチベーション高く働けています。
皆さんはどうですか??
【まとめ】外資系企業に転職していけない5つのタイプ
この記事でお伝えしたいことをまとめます。
1、外資は上にいくほど責任や仕事量が増すが、収入も大きく上がる。
楽するために上に行きたいと考える人は外資に向いていない。
2、上から落とされるミッションは絶対。「できません」とは言えない。
3、売り上げ見込みを正確に読むことが重要。上振れも、下振れもNG。
下振れが見込める際に、具体的な施策とどれだけギャップを
埋めることができるか説明することが求められる。
4、重すぎる目標には、どうすれば達成できるか?
という建設的な考え方が求められる。正確に見込みを読んでいれば、
理不尽に詰められることはない。
5、ミッション達成のために柔軟な発想が必須。
他部署を巻き込むコミュニケーション能力があると良い。
この記事が、転職活動中の皆様のお役に立てますと幸いです。
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【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
医療系転職エージェントで約12年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ
い。
☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆
キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)