こんにちは。
キャリアコンサルタントの「キャリア応援隊長」です。
休職後の転職は不利だと諦めていないですか??
うつ、病気、事故など、やむを得ない理由で働けなくなり
ブランクが空いてしまうと、転職に及び腰になりますよね。
そのような事態に陥っても諦めずに向き合い、
内定を得て、希望の転職を実現することは可能です。
今回は、私の転職支援の中で休職を経て
転職された方の実例から、求職後の転職を
成功させる6つのポイントを解説します。
この記事は、以下のような方に役立ちます。
・これから転職活動を始める休職中の人
・休職したらキャリアは終わりと思っている人
・ブラン後に転職活動をしているが、うまくいっていない人
・ブランクが空いてしまい、転職活動に不安を感じる人
この記事の目次です⇊
<この記事を書いている人>
◆医療系転職エージェント歴12年、自らも転職を6回経験。
◆ストレスで1年未満で離職した経験あり。挫折の辛さを味わいました。
◆自分の経験から、キャリアで悩む方の助けになりたいとエージェントを目指す。
◆転職系メディアへの記事掲載実績があります。
◆CDA、国家資格キャリアコンサルタントを保有。
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【休職後の転職を諦めない!】成功する6つのポイント
転職支援を通じて得られた実体験を基に、
一つずつ解説してゆきます。
諦めないで臨めば、道は開けます!
1、休職中に資格を取る【休職後の転職を諦めない!】
ある医療職種の方を転職支援させていただいた際の話です。
仕事のストレスと家庭内の問題が重なり休職され、
その後に退職。2年のブランクがありました。
その間、以前より興味を持っていた東洋医学
の勉強をされ、資格を取られました。
休職の時間を利用し新たなことを
勉強されるのは大変プラスです。
その際のポイントは2つあります。
1、資格や検定など形に残るもの取る
2、転職を希望する業界・職種に関連した資格を取る
形に残るものを取ることで、ただ勉強しました、
という自己申告の域を脱し客観的な評価を示せます。
また、転職先の業界・職種に関連する資格であれば
実務に活かすこともできますよね。
何よりも、資格を取るだけの前向きなパワーを
人事担当者に示せることは大いなるプラスです。
まとまった時間をつくるのは社会人では難しいですよね。
休職期間は、何カ月にも渡るまとまった時間を
得られるチャンスです。
休職になった自分はもうだめだ…と諦めずに、
自身の気力や体調と相談しながら検討しましょう。
2、休職理由は隠さず伝える【休職後の転職を諦めない!】
うつなど、メンタル系の理由で休職に至った場合、
理由を正直に話すと選考が不利になるのでは?
と諦めがちです。
実はここに誤解があります。
隠す方がマイナスなのです。
なぜなら人事担当者は、転職理由が判然としない人を
採用することをリスクだと考えるからです。
見えない爆弾を抱えている人を
採用するようなものなのです。
そもそも、休職している時点でネガティブな
理由があるのは当然で、隠す意味がありません。
大事なことは、休職に至った理由が改善に
向かっているかどうかです。
はき違えないようにしましょう。
3、休職の原因が解決したことを伝える【休職後の転職を諦めない!】
先ほども書きましたが、
休職理由は隠してもマイナスになるだけです。
転職活動を開始したということは、
休職理由が改善に向かったからですので、
そこをしっかり説明しましょう。
先ほどの医療職種の方の例では、
家庭の問題が解決し、休職理由が取り除かれた
ことをしっかりと説明されました。
企業は理由が取り除かれたのであれば
再発の可能性は低いだろうと考え、
安心して内定を出せるようになります。
4、転職先にあれもこれも求めない【休職後の転職を諦めない!】
欲張らないことも大切です。
休職期間(ブランク)があるということは、
無い人から比べると転職をする上で
不利になることは疑いようがありません。
重視するべきは、休職理由を踏まえ、自分が
長く勤められる環境を求めることですよね。
お金も欲しい、新しいことにもチャレンジしたい、、、
あれもこれも求めすぎてしまうと、
応募できる求人が少なくなってしまいます。
選択できる範囲が狭くなれば、
自分に合わない求人を掴んで
しまう確率も上がります。
休職期間がある場合に限りません。
転職では希望条件の優先順位を
付けることがとても大切です。
希望条件は以下のように
3段階で考えましょう。
1、絶対条件(100%求める)
2、相対的に譲ってもよい条件(70%)
3、あったらいいな、くらいの条件(30%)
休職後の転職は諦めないことが大事ですが、
欲張ることとは異なります。
「まずは復帰後の仕事にスムーズに入る
ことができ、ストレス無く続けられること。」
大事なのはこういう考え方だと思います。
5、雇ってほしいとお願いしない【休職後の転職を諦めない!】
メンタルダウンや病気などで求職に入った場合、
諦めて、弱気になりがちですよね。
不採用が続くと気持ちも焦り、雇ってほしいと
お願いしたい気持ちになるのもわかります。
ただここは、腹を据えましょう。
お願いをするとかえって「採用されない人」
との印象を与えかねず、避けたいところです。
私は面接対策の一環で、
面接の最後に意気込みを伝えることを
推奨しています。
1年ほど休職期間のある方を
支援させていただいた際の話です。
その方へも面接の最後に、
意気込みを語るようおすすめしました。
そばで聞いていた私は微妙な空気を感じました。
休職期間のある方が語る「意気込みは」、
「お願い」に聞こえてしまうのです。
残念ながらその企業は不採用でした。
(それだけが理由ではないと思いますが。。)
休職後の転職といえどもテクニックに
頼らず堂々としていることが大事なの
だと気づいた出来事でした。
6、転職エージェントを利用する【休職後の転職を諦めない!】
休職後の転職で大変なことの一つに、
書類選考の通過があります。
履歴書、職務経歴書の文字ベースでは
応募者の人柄ややる気は十分に伝わりません。
どうしても職歴で判断されがちです。
とはいえ、休職の部分を応募者自身が言葉で
フォローするわけにはいきません。
こういうときこそ転職エージェントが
役立つ場面です。
転職エージェントは、書類選考を文字通り
「書類だけ」では終わらせません。
人事担当者へ直接その方の人柄や熱意、
仕事へ復帰しても大丈夫は理由などを
伝えます。
ここが大きいのです。
休職後の転職を支援させていただき、
改めて転職エージェントの有用性を自ら
感じました。
必ず道は開けます。
信頼できそうな転職エージェントを見つけ、
一人でがんばろうとせず、諦めないで、
二人三脚で転職活動を行っていきましょう。
【まとめ】休職後の転職を諦めずに成功させる6つのポイント
この記事でお伝えしたいことをまとめます。
1、休職中に、希望する職種に関連する資格を取る事を
検討しましょう。休職理由が癒えてきている証明にもなる。
2、休職理由は隠さず伝える。人事担当者は判然としない
部分があるとリスクを感じ内定を出しずらい。
3、休職原因が解決しているのならしっかりと伝える。
特にメンタルダウンの場合は再発を懸念されるので重要。
4、転職先にあれもこれも求めない。休職になってしまった理由を踏まえ、
スムーズに仕事に入れて、ストレス無く続けられることを優先する。
5、焦りがあっても雇ってほしいとお願いしない。
「採用されない人」と思われる懸念がある。
休職後であっても、気持ちは堂々としよう。
6、休職後の転職の難関は書類選考の通過。言葉で経歴を
フォローしてくれる転職エージェントを積極的に利用しよう。
この記事が、休職を得て転職活動を行う全て方の
お役に立てますと幸いです。
※参考サイト
リワーク支援(自立訓練・就労移行)のリワークセンター【Rodina】
◇メンタルヘルス不調から休職や離職をしている方が、
働き方や考え方、置かれた状況など、人それぞれ。
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【この記事の執筆者】
キャリア応援隊長(国家資格キャリアコンサルタント)
医療系転職エージェントで約12年間、1,000名以上の相談件数、350名以上の転職支援に携わってまいりました。キャリア相談、面接練習のお問合せはお気軽にご連絡くださ
い。
☆詳しいプロフィールはコチラ⇊(coconalaの紹介ページへ飛びます)☆
キャリア応援隊長さん(人材紹介・派遣営業職)のプロフィール | ココナラ (coconala.com)
■保有資格等■
・国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:16124882)
・CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(登録番号:CDA138340) ・ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号:on17-00334)
・SynapseMarketingCollege/マーケティング・ベーシックス講座修了(2007年10月期)
・アサーティブ・ジャパン/アサーティブ・トレーニング基礎・応用講座修了(2020年11月・2021年2月)