おはようございます。
ひさしぶりに、ホリエモンの本を読みました。
ホリエモンは私にとって好きなときと、あまり好きじゃないときが
交互にくる珍しい有名人なのですが(笑)
言っていることが心にグサッとくるのは間違いない人です。
今日はその言葉のなかで「キャリアの視点」から心に残った言葉を
掘り下げます!
目次⇊
読んだのはこの本です⇊
ホリエモンが支持され続ける理由ってなに?
印象に残った言葉を取り上げます。
独断と偏見に溢れたピックアップですので、ご容赦ください!
寿司屋の修行なんて意味がない。
・あなたにしかできない革新的な仕事がやれているか?
・とにかく始めてしまえば、必要な知識やノウハウはおのずと身につく。
※本文より
石の上にも3年?修行期間10年?
やる前に考えすぎるな、走りながら考えろ!
明日やろうはバカやろう。これは違う人の言葉か・・
ホリエモンが一貫して言っていることで、
「やりたいなら、すぐに始めろ」は確かに成功の第一要素です。
始めてみて失敗することは、ノウハウを蓄積できているので、
実は成功に近づいていると、山田孝之もいっています。
まずはやってみる。
そうすればおのずと、道はできます!
三つの肩書をもてばあなたの価値は1万倍になる。
・あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。
・1つのことに1万時間取り組めば、「100人に1人の人材」になれる。
それを3つ持つ事で、掛け算となり「100万人に1人」の人材になれる。
※本文より
いわゆる、「パラレル・キャリア」
リクルートにいた方の言葉を、ホリエモンが引用しています。
私でいうと、人材紹介コンサルタント、派遣コーディネーター、キャリアコンサルタントの3つです。やや分野の重なりが多いので、もっと別分野の肩書があると
いいと思っています。
例えば、
キャリアコンサルタント×ITコーディネーター
キャリアコンサルタント×イラストレーター
キャリアコンサルタント×ソムリエ
得意なことを組み合わせてみると、面白そうです!
経費精算を自分でやるサラリーマンは出世しない。
・人生の中で「ワクワクしない」時間を減らしていこう。
・僕はせっかちだが、おもしろいことだったら何時間でもやっていられる。
つまり「絶対時間」ではなく「体感時間」が重要なのだ。
・僕は、後者のような「体感時間」が長いものは人生の中からどんどん減らして
いくようにしてきた。
・あなたが生み出しているサービスやプロダクトは「人の時間」をどれだけ奪うだろうか?
・たとえばマッサージは5分にしてみる、コース料理は30分にしてみるなど、今の「時間感覚」を意識してみよう。
※本文より
自分の時間の使い方、考え方。
「ワクワクすること」はやっていて飽きないし、上達するし、新しいアイディアもどんどん湧いてくる。
「ワクワクしないこと」は、ただ終わらせることを考えているし、うまくなろうとしないし、現状から成長しようと思わない。
起業、転職をするときに二つの選択肢があったとします。
一方は「儲かりそう」「安定してそう」だけど、仕事にワクワクを感じない。
一方は「きつそう」「不安定そう」だけど、仕事にワクワクを感じる。
どちらを選ぶでしょうか?
1年後にどちらのほうがいきいき働いているをか想像してみれば、答えは一つですね。
もう一方で、他人の時間。
キャリアコンサルティングで考えてみます。
対面で60分、電話相談は30分程度で設定する場合が多いのではないでしょうか。
じっくり傾聴するには、その程度の時間が必要との考え。
でも、10分のキャリコンがあってもよいのでは?
その日の気持ちを一つだけ聴く。気づきとなる言葉を返す。
ネットを使えば難しくない。短時間リモートキャリアコンサルティング、みたいな感じ。
ネット革命後、個人が得られる情報やサービスが増えすぎて、一人の人間の時間の奪いあいです。
ネットフリックスは、自社コンテンツの視聴時間を増やすために、睡眠時間を奪うと言っています。
自分が思う以上に相手は情報に溢れ、時間がないことを
想像しないといけません。
教養なき者は奴隷になる。
・急がば回れ。表面的に情報やノウハウを身につけるのではなく、気になった物事があれば歴史の奥まで深く掘って、本質を理解しよう。
・10冊の流行のビジネス書を読むよりも1冊の骨太の教養書を読もう。
※本文より
ホリエモンのイメージからすると、意外に感じました。
本屋さんで平置きしている自己啓発系の流行書は、
たいだい言っていることが同じ(笑)
それでもタイトルにひかれ以前はついつい購入していました。
結局は自分がやるかやらないかの問題だと気づき、最近はほぼ買いませんが。
キャリアコンサルタントも、幅の広い知識を身につけるべきだと思っています。
話に幅があるほうが、相談している方からすると「この人すごそう」感が
増します。
ラ・ポール形成でも雑談は大事ですよね。
雑談は結構難しいです。相手の情報から関連する情報を引き出し、会話として
盛り上げ、成立させるには、蓄積された知識が必要だからです。
そのうえで、キャリアコンサルタントとして得意分野をつくるべきかと。
私は労働法と、最新の法改正に詳しくなることを自分の武器にしようと決めています。
恥をかいたぶんだけ自由になれる。
・今この瞬間から周りの目を気にするのはやめよう。
・外野の雑音など気にせず、君は飄々と我が道を進めばいいのだ。
・「多動力」を身につけるにはどんな知識や仕事力を身につけるよりも、「感情」のフィルターをはずすことが先決だ。
※本文より
ホリエモンが支持される理由がこの文章に詰まっていると思う。
多くの人が周りの目を気にし、組織に組み込まれ、我が道を進めない。
忖度の「感情」のフィルターで行動を決めている。
それらに一切縛られず、我が道を行くホリエモン。
自分もそのようにしていいのだと背中を押してくれることが、
ホリエモンが支持され続ける理由でしょう。
まとめ
ホリエモンの本は確か、10年以上前に別の本を読み、
今回ひさしぶりに「多動力」を手にしました。
言っていることはほとんど同じ(笑)
それでも、未だに新しい本が出続けそれなりに話題になるのは、
あと一歩を踏み出すことが難しい、やりたいけどやれていない人たちが
いつの時代にもいる。
そのような自分をホリエモンに投影することで、
勇気をもらえるからだと思う。
100人いれば、100通りの性格があり、
皆がホリエモンのようにはできない。
結局は自分次第です。
それでも何か一つでもグッとくるものがあり、
それが今日から実行できれば、読書というのは
素晴らしいものだといつも思います。
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